みちこさんのクチコミ全3件

Carcosa Seri Negara　現在も国賓を迎えているマレーシア国の迎賓館。20世紀始めにイギリスの公邸として建てられ1989年にエリザベス女王が宿泊するために改装し、それをきっかけにホテルとしてオープンしました。立地はレイクガーデンの丘の上、床をたたいて野生のイグアナを追いはらっているスタッフの姿も見られました。木々に囲まれた気持ちいい屋外プールがあります。街中へはタクシーで10～18リンギット。

それにしてもアフタヌーンティーの紅茶がWEDGWOODのティーバックだったのは興ざめ。ルームサービスのサンドウィッチはパンがパサパサ。支配人にトイレの不具合を申し出ましたがとうとう直してくれませんでした。

とはいえ敷地の緑や建物や内装がたいへん魅力的で、ビジターとしての利用をお薦めしたいと思います。The Drawing Room のアフタヌーンティーを予約し、廊下の各州のスルタンの肖像を拝見して、残ったお菓子は箱詰めしてもらい持ち帰りましょう。レストランThe Gulai House で地元の結婚の宴に出会いましたが、そういった選択も素敵だと思います。

ホテル運営はＧＨＭ社ですが、宿泊予約はホテル手配各社の比較がお薦めです。
http://www.ghmhotels.com/
http://www.carcosa.com.my

Raffles Hotels & Resorts のホームページからCourtyard Suiteをオンライン予約。朝食付で空室があれば部屋をアップグレードしてくれるという条件の予約でした。

到着後申し出ましたが満室でアップグレードできず、チェックイン。ウェルカムドリンクは噂どおり希望のものを何でも持ってきてくれるとのこと、もちろんシンガポールスイングをリクエストしました。朝食は Tiffin Room でのビュッフェスタイルで、美味なスモークサーモン、希望すれば目の前で手際よく作ってくれるオムレツ、種類・質ともに申し分ありません。

このホテルでは、掃除中のスタッフも、マンダリンオレンジというフルーツ名を教えてくれたスタッフも、ベットメイクのスタッフも、廊下ですれちがうとフロント係のような笑顔で挨拶してくれました。これは素晴らしい！さらに、何度も部屋のアップグレードを頼んでがっかりしていたところ、支配人のような方が「アップグレードの部屋は空いていないけれど、このホテルで最も大きな部屋をお見せしましょうか？」と !! こうして調度品に感嘆の溜息をもらしつつ、かのお部屋を拝見しました。すると「気に入ったならば、この部屋に･･････」　！！！！！

というわけで、１Bedroomと書斎のみ、私どもの部屋にしてくださいました。部屋に届く朝刊の巻紙に「情報で頭がいっぱいになったらHealth Clubへ」といった感じの印字がされています。ウィットに富んださすがのホテルです。

E&O Hotel のホームペ−ジからプロモーション価格399++ Deluxe Suitesを予約。その予約フォームはセキュリティーが甘いので、クレジットカード番号はe-mailで複数回に分けて送りました。

素晴らしい滞在でした。部屋はフロントで first floor と言われたのですが、英国式だったようで、２階。居室の天井は３ｍはあり、蘭の鉢が用意され、窓の外は南国の庭と海、ステンドグラスのドアを開くと大理石の床のバスルームです。海に面した屋外プールでくつろぎ、夕食はSarkies Cornerなら680円程でお腹いっぱいになるメニューがあります。惜しむらくは、部屋に置いてある紅茶が日本でおなじみのTWININGSだったこと。マレーシア紅茶のBOH TEA を用意して欲しかった！

２月末だったのですが、ちょうど庭の椰子の実を切り落とす作業日でした。素手で高い椰子の木にスルスル登り、腰に付けたなたを取って実を落とします。落ちた椰子の実は上部を少し切り、そこにストローを差込み、その場にいる人に無料で配ってくれました。私は最初に声をかけられたので、つい遠慮してしまい、損した･･･。睡眠中に大きな音が長いこと聞こえましたが、どうやら野生の動物（おそらく鳥のくちばしの音）のようです。