さりげない想い出の書き方
劇場でのできごとを、旅のたまたまのひとコマのようにさりげなく書いている部分が上手ですね。これでもか、あれでもかというアピールより、ずっと胸の内に残る場面であることが、文脈からよく伝わってきました。その他の場面も、淡い思い出を、記憶を呼び起こしながら綴っているようで、それが却って、文章全体の印象を深くしている感じが大変素晴らしいです。リバークルージングは水上バスですと、素直に、淡泊な一語で説明している気持ちもよいと思いました。どの場面でもきっと素敵な表現ができる才能はいいですね。