ししひこさんのクチコミ全4件

アンバリッド駅からセーヌを眺めながらてくてくと橋を渡るときらびやかな２つの建物がみえてくる。
目指すはプチ・パレ美術館。向かいのグラン・パレも含めて非常に豪華かつ華麗で美しい。
荷物検査だけで特にチケットを求められることもなく入場できた。（後で書くけれどなぜ素通りできたのか謎）
平日の午前10時ぐらいだからか、全体的にスペースが広くゆとりがあって見やすかった。
先生に連れられた小学生らしい集団も熱心に絵をみていた。
点数こそ多くないが、印象派から写実派までいろいろな時代や作風があって面白い。
０階のトイレは非常に綺麗で使いやすくその点でもポイントが高い。
１階、0階とひととおりみたあとで階段をのぼりカフェへ行こうとすると係員の人に「チケット、シルヴプレ」といわれ、
さっきは言われなかったのになぜだろうと思い振り返ると受付カウンターらしきところに並んでいる行列がある。
もしかして時間によって有料になったりするんだろうかと首をひねりつつも、もう展示は十分みたのでオルセーに移動した。
帰国してから調べたところ、混雑緩和のためか受付でチケット（無料）を受け取って入場するのが通常の流れだったらしい。
すんなり入れてちょっとラッキーだったかも。

1号線Hotel de ville 駅前。
5Fに無料トイレが有るのがうれしい。同じ階にフードコートや日本食のパリトーキョーがある。
パリトーキョーで焼き鳥丼14ユーロ。ごはんは少し硬めだったけどなかなかおいしかった。
日本酒は10ユーロでお猪口1杯だった。
ここBHVは全体に庶民的な雰囲気で見てるだけでも楽しい。家電の階でPHILIPSのヘッドホン14ユーロを購入。
ゼンハイザー製品が普通にならんでいるのがさすがヨーロッパだと思った。
地下のDIYフロアはハンズで工具とか見るのが好きな人にはたまらないと思う。
広すぎてもっとみたかったけど時間と体力が足りなかった。
別棟のHOMME館では靴下5足セットが10ユーロ以下。旅行中のちょっとした買い物にもぴったり。

当日朝、SNCFの自動券売機でPARIS SAINT-LAZAREからVERNONまでの往復をクレジットカードで購入。
機械はホームに向かって右端のGRAND LIGNESの表示のあるみガラス張りの部屋（みどりの窓口的な）の中と外にあり空いていた。
英語モードで操作すれば難しくはないが操作手順が多いので面倒な人は窓口の方がいいかもしれない。
操作中に往復それぞれの運行時間を選択した。選択した以外の列車にも乗車可なのかは不明（よく読めば書いてあったと思う）。

綺麗で整然とした駅だったが自動小銃をもった軍人が警備していた。
発車は23番ホームから。待ち時間が長い場合は空調の効いたみどりの窓口的な部屋の柔らかい椅子で待つのがいいと思う。
ショッピングモールが充実しているので買い物も楽しめそう。

列車はコンパートメントタイプの席が多かったが車椅子スペース向かいの二人横並び席に座った。車椅子の方は誰もこなかった。
コンパートメントは気詰まりそうなのでこっちでよかった。検札が3人体制で来た。

定時に出発したが15分ほど到着が遅れた。１つ前の「Mantes-la-Jolie」についたのが大体定時だった。
乗り継ぎのバスは駅前のバス停ではなく、駅から少し歩いた道路沿いに停まっていた。車体に睡蓮のマークとGivernyの文字がわかりやすく描いてある。
電車の時間に合わせて運行しているらしく、9:05分到着の列車が15分ほど遅れたが問題なかった。
乗車時に運転手から往復乗車券を購入。6.5ユーロ。到着後時刻表を確認すると復路のバスは14:20までなかった。
本格的なシーズン前だからか？
バスの駐車場から地下道を渡って徒歩で10分ぐらいでモネの庭の方へ移動。

時期が早かったので庭の花はあまり咲いていなかった。アトリエは美術館にはないタイプの習作のような作品もあっておもしろい。
絵もよかったが家具調度品やキッチンが興味深かった。睡蓮の池は柳がいい雰囲気を出していて素敵だった。
朝一でいったが日本ツアー客と一緒になり、関西弁を聞きながら浮世絵コレクションを見ていると、自分が今どこの国にいるかわからなくなる。
アトリエ、庭、睡蓮の池、ショップとあわせて2時間弱ぐらいみてまわった。施設内のトイレも問題なく使えた。
ショップは広くて充実しているしソファーで休んだりもできる。

帰りのバスまで時間があったのでカフェでランチをした後に付近を散策。
アメリカ美術館にも入った。近代的で綺麗な美術館だった。こちらの併設のカフェも雰囲気がよさそうだった。
バス駐車場からからバスどおりを駅に向かって5分ぐらいもどると牧場のような施設があり、ポニー、羊、エミューなど（他にもいろいろいたけど思い出せない）がいた。
天気がよくて時間に余裕があればなごめると思う。

帰りのバス、電車とも定刻どおりの運行だった。
楽しい1日だったがやはり4月だと早すぎたようでもう少し暖かい季節だとより楽しめると思う。

植物園のセーヌ側出口から徒歩10分ぐらいで到着。
入館は無料だが入館時に簡単なセキュリティチェックあり。ガラスを多用した近代的なビルの割りになぜか天井は低い。
吹き抜けのガラス張りリフトで9Fへ上ると屋外テラスからの眺めがすばらしかった。
ノートルダム寺院やサンルイ島が綺麗に見える。この階で無料で綺麗なトイレも使える。

9Fにはセルフのカフェとレストランがありレストランからは眺望も楽しめる。我々はセルフのカフェに入った。昼時だったのでなかなか混んでいたが明るい雰囲気で安くて量も十分。ラタトゥイユと中東風ヨーグルト風味の惣菜がおいしかった。
旅行者や関係者だけでなく近所のおばちゃんリピーターが何組かいる雰囲気。
お茶が飲み放題なのもうれしい。色は紅茶に近いが独特な風味でくせになるおいしさ。

併設のミュージアムは有料だがパリミュージアムパス使用可能で、
１Fでパスを見せると、7Fのミュージアム入り口で使う為のチケットをもらえる。
この受付の女性がチャーミングなアラブ美人で笑顔が素敵だった。

1Fのショップも品揃えが豊富で目移りした。
全体的に満足度が高かったのでまたパリへ行くことがあったらリピートしたい。