風にのっていきたいさんのクチコミ全3件
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投稿日 2013年09月26日
総合評価:4.5
2010年10月中旬に秋のバルト3カ国を訪れたときの街の一つです。
中世の面影を色濃く残したタリンは濃いオレンジ色の三角屋根の塔が間隔を置いていくつもある城壁に囲まれた街で、見所は城壁内部の旧市街にほぼ集中しています。トームペアの丘の上からの塔の立ち並ぶ城壁と旧市街のオレンジ色の屋根の街並みの風景は、本当に、本当に素晴らしい眺めでした。観光客はどなたも行くと思いますが、見逃せない風景
の場所です。トームペアは支配者、貴族が居を構えたエリアでトームペア城の“のっぽのヘルマン”は石作りの円柱形の高さ50.2mの塔で堂々とそびえてるのが印象的でした。
一方商人や職人たち市民が築きあげたエリアの中心的な存在がラエコヤ広場で、広場の周りは15世紀頃に建てられた古い建物囲まれてますが圧倒的な存在感のあるのは旧市庁舎でスリムな、先の尖がった塔が一際目だった存在でした。中世のほとんどの行事この広場で行われたとの事。夏場は塔にも登れるそうで、旧市街の大パノラマを機会があれば是非見たいものだと思いました。
“市議会薬局”
広場の一角に今も営業してる薬局があり、ヨーロッパでもっとも古いものの一つといわれてる市議会薬局があります。二階の薬局の奥のほうに恋の病に効く薬の原料の展示があり、牛の糞、かえるの干物等々今では考えられないような代物を調合していたようで………。恋の病を患った身分の高い人も低い人も、老若男女が神妙な顔をして飲んでたのだと想像するとなんとも………。うぅんー、ひょっとして効いたかも。 ハァ ハァ ハァ!! ……真剣に悩んでた人を笑ってはいけないですね。
“栄華を誇った象徴の大ギルド会館”
13世紀半ばにハンザ同盟に加盟しロシアとの中継点として栄え、現在の旧市街はこの頃の富に負うところ大といわれてる。そして時を同じくして同じ職業の人たちの集まりのギルドが栄え、その中で最高位が大ギルドで、その頃の建物が大ギルド会館として残っている。注目すべきは外壁の正面には大ギルドの紋章であった赤字に白の十字で、これはタリンの小紋章と同じで、いかにその時代を支えていたかが読み取れます。
“優しい感じの外観を持つ三姉妹”
ファサード(建物正面の壁面)が女性的な雰囲気を持ってると言うので三姉妹といわれてるそうです。今はホテルとして利用されてるとのこと。
中世の商人の家で1Fは大広間で事務所・仕事場で奥の小部屋が居住空間で、屋根裏部屋は倉庫で荷物を引き上げるクレーンが道路に面したところにあるというのが一般的だそうで、その頃の名残の横棒(クレーン)が壁面の高いところに出っ張ってました。三軒並んで壁面が白、黄色、黄色と落ち着いた色合いで、窓の格子の十字も特徴的でした。
“Wall of Sweaters"
旧市街のメインストリートのヴィル通りとムーリヴァヘ通りの交差点付近の城壁沿いにへばりつくように並ぶ編物のお店。ずうっと延々と続いてきた昔ながらの編物の文化を感じさせる。私はその地で織られた布とか独特の柄を見るのが好きで、ここのセーターを買いたかったが、ちょっと高いのであきらめました。遠目に見るとずうっとつながってる日よけに使ってる紅い日ざしが城壁の黒っぽさとマッチし綺麗でした。
またヴィル門を出たところの何軒か並んでる花屋さんもいろいろなカラフルな花が並んでいて、ちょっと立ち寄るのもいいかと思います。
“職人の中庭”
旧市街の西側の小さな工房が集まる職人の中庭に入ると穏やかな、ゆったりした時間が流れてるような雰囲気で、静かにたたずみ中世に思いをはせるのも良いかも。
“アレクサンドル・ネフスキー聖堂”
1901年に支配者帝政ロシアによってロシア正教教会。いろいろな国の侵略を受けたエストニアの歴史の一こまを見るようだ。綺麗だがタリンではちょっと異質な感じをうけるのは私一人だけでしょうか。
その他、どちらかといえば貧しい人たちの教会といわれてる“聖霊教会”、エストニア本土では最古の教会の“大聖堂”。内部は薄く、壁には大小の紋章がびっしりあり、他ではあまり見たことのない教会。タリンの通りでいろいろいわれの通りがあり、下町とトームペアを唯一の通りだったピック・ヤルク(長い足の意味を持つ)通り。そのうちリュヒヶ・ヤルク(短い足の意味を持つ)通りができ、この通りができてからは主に市民が通り、長い足は主に貴族が使ったといわれてる。そうしたいわれのある通りを中世に思いをはせながら歩くのも楽しい。
行く前にタリンには綺麗な人が多いと聞いてましたが、道路の辻の屋台で古くから伝わるシナモンと砂糖を絡めたアーモンドのお菓子を売る、民族衣装を着た娘さんを見てビックリ。とてもとてもかわいい人で、何でこんな娘さんが屋台の売子をしてるの???と思いました。早速買おうとしましたが、まだ仕込み中とのこと。残念!!
現地のガイドさんいわく、売子になるためには、訓練を受け合格しないと屋台を任されないとの事。別の屋台でアーモンド菓子を買い食べました。売子さんは……でした。味はまぁ… 中世の味かなぁ。
中世が息づく街タリンは行ってみる価値あるお勧めできる街です。- 旅行時期
- 2010年10月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間
- 1日
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
-
投稿日 2013年08月14日
総合評価:4.5
だいぶん前の訪問地で恐縮ですが私にとって強烈な印象でいつまでも忘れられない風景なので敢えて投稿させていただきました。それは中部イタリアのウンブリフ州とラツィオ州の州境の小さな町チビタ・ディ・バニョレッジョ(Cvita di Bagnoregio)。
私の訪問した頃はあまり旅行会社も取り上げておらず、インターネットで調べても詳しい情報は得られませんでした。
この町は2500年ほど前にエトルリア人が住み着き、できた町といわれてます。
風雨による侵食を受けやすい凝灰岩の岩肌が長い年月 風雨にさらされて不気味なほどの断崖絶壁を町の周りに刻み込み、人を寄せ付けない、まさに「天空の城」を思わせるような風景が目に飛び込んできた時はアニメの世界のような印象を受けました。
周りを侵食された「陸の孤島」は約300メートルの細く長い橋を渡ってしか町にたどり着けません。しかし古い町と比較的新しい細く長い橋がうまくマッチしてるのがおもしろい。この町の道路標識にはイタリア語で「il paese che muore」(死に行く町)と書かれてるとの事。これってブラックユーモアor本音???これもまたユニークでおもしろい。
私のいったときは町の入り口から2キロ位てまえの比較的大きな駐車場でオレンジ色のバスに乗り換え両脇に 少し人家のある細い道を走り終点の町の入り口で下車。
死に行く町の標識を左に見つつ300メートルの細く長い橋を渡っていく。最初は周りの眺めを楽しみながらいけるが、最後ののぼりはちょっときつかった。
町の入り口の城門をくぐり抜けなお少し登るとまっすぐにメインの道路が走っており、街の中心広場に聖ドナール教会があり少しいくと1500年代の粉引き場があり、ところどころに伸びる両脇の脇道に入るとだいぶん壊れてるところもあるが黄褐色のたたずまいはどこも絵になる風景です。
町自体はそんなに大きくないので見学にはそんなに時間はかかりませんが是非行ってみる価値はあると思います。
どちらにしてもチビタ・ディ・バニョレッジョの手前にある展望台からの眺めた町(孤島)は異常なまでの美しさと滅び行く哀れを感じさせ、私を放さない。- 旅行時期
- 2009年01月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
-
投稿日 2013年08月04日
総合評価:4.5
「アドリア海の真珠」といわれるダルマチア地方南部のドブロヴニクは以前から写真等を見て一度は訪れたいと思っていた地でした。2012.1.18 某社ツアーに参加させていただき念願がかないました。旧市街にバスで15分位のリクソス リベルタスHに前泊し、まず最初にロープウエイで世界遺産の旧市街が一望できるスルジ山へ…。
シーズンオフで早朝だったせいか、観光客は我々だけ、地元ガイドさんの顔で時間前なのにロープウエイを運行してくださり、ロープウエイも山頂の展望台も我々一行が独り占め
。旧市街の全貌を眺めただただ感動!!感動!!
オレンジ色の屋根と城壁、青い海、青い空、裾野から吹き上げてくるさわやかな風!!
本当に素晴らしい眺めでした。もう少し居たい、もう少し居たいと思いつつ、景色を目に焼きつけ、時間ぎりぎりに、ロープウェイに飛び乗り下山しました。
雑踏の中を歩いたり、順番待ちで並んだりの嫌いな私には最高で満足のいく散策ができました。旧市街散策では16面のレリーフから湧き水が絶え間なく流れ出るオノフリオ大噴水、ヨーロッパで3番目に古いといわれるマラ・プラチャ薬局のあるフランシスコ会修道院、ローランド像のあるルジャー広場、そして全長300メートルの旧市街のメインストリート、カフェや商店が並ぶプラツァ通りと人が少なくゆっくり見学できました。
地元のガイドさんは、この通りは待ち合わせの場所であったり、仲間同士でいろんな話をしたりする、市民の憩いの場所とのこと。若い人はこの通りを行ったり、来たりして恋人を探したり、出会いの場所と、しゃれた話があり、みんなどういうわけかニヤニヤ…。
聖ヴラホ教会の脇を抜けてグンドゥリチェフ広場では朝市を見学。果物の砂糖菓子を試食
させてもらい、美味しいのと、安かったので2個Get。
自由時間は私は勿論城壁めぐりに。ピレー門近くの城壁入り口から聖ルカ要塞近くまで、山側をゆっくり散策。城壁からの眺めはどこも素晴らしかったが一番高くなってるミンチェタ要塞の眺めは旧市街と青い海と青い空は最高!!!
スルジ山からの眺めとは違い、近くから見る新しいオレンジ色の屋根と、歴史を感じさせる色あせたオレンジの屋根の織り成すモザイク模様が綺麗、そして遠くにそびえる鐘楼、そして其の向こうに青い海、青い空はまさに圧巻!!
今回のたびは天候に恵まれ、この時期としては考えられない位暖かで観光客が少なく、予定の場所をスムーズに回れたので時間的余裕ができ、予定外の海から城壁と町を見ようということになり小さめの船でしたがほとんどの人が参加し大満足!!!こんなことってあるんですね。何かすごく得した気分でした。
またできれば行ってみたい場所です。混雑してるでしょうがもっとサンサンと太陽の光が降り注ぐ季節もいいかも。
蛇足ですが一週間後くらいに東ヨーロッパを大寒波が襲い、車が雪で動けなくなり、道路に立ち往生の記事がTV、新聞で報道されてました。我々は幸運だったとしか言いようがありません。- 旅行時期
- 2013年08月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 半日
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0































