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台北の安宿街、太原路 - 台北のクチコミ

ハイペリオンさん 写真

ハイペリオンさん
男性 / 台北のクチコミ : 10件
旅行時期 : 2012/04(約12年前)

交差点にある看板。旅館入り口は右側。

交差点にある看板。旅館入り口は右側。

  • 交差点にある看板。旅館入り口は右側。
  • 旅館の中の廊下。

中華圏でホテルというと、「大飯店」、「飯店」
「旅社」、「旅店」、「賓館」に分類できる。

台湾の場合これに日本風の呼び方、「旅館」が
加わるが。

ランク分けすると「大飯店」、「飯店」が、日
本の中高級ホテル。

「旅社」がその下。

「賓館」はゲストハウスのような形態を指す場
合が多い。

香港の重慶マンションには「賓館」を名乗る宿
が多数ある。

台北では、「飯店」と名が付くと、現地人向け
の施設の場合でもだいたい1300元
(約4500円)以上するようだ。

台北中心部を離れた、板橋あたりでもそうだっ
た。

1000元以下で泊まるなら、「旅社」、
「旅館」、「賓館」を探さなければならない。

「旅社」と聞くと、ベテランバックパッカーな
ら、バンコクはホアランポーン駅周辺の旅社群
の悪夢を思い出すだろうが、台北の旅社はあそ
こまでひどくはない。

台北中心部で1000元以下の宿は、太原路に
いくつか点在している。

太原路は、台北站に北接する形で走る市民大道
という大通りから北に伸びる片側一車線の小さ
な通りである。

重慶路と承徳路という大きな通りにはさまれて
いる。

今回の旅でぼくが泊まった獅城大旅館は、通り
から100メートルほど入ったところにある、
比較的大きな宿である。

通りの入り口にも、1泊600元という安宿が
あり、このあたりには安宿が多いことがわかる。

獅城大旅館は、太原路から右に入った路地に入
口があり、3階と5階に分かれている。

建物の外観は小汚い感じだが、内部は古めかし
いものの不潔感はない。

フロントもカタコトの英語や日本語をしゃべる
ので、チェックイン手続きも問題なく進んだ。

台湾のホテルは、香港のホテルのような慇懃無
礼な不快感はないし、中国のようにワーワーま
くしたてるようなウザさもなく、きわめてフレ
ンドリーである。

獅城大旅館は1泊680元。

金・土・日の週末は780元となる。

台湾のホテルは、週末は100元ほど値上げす
るところが多いようだ。

泊まりのほかに、「休息400元」とも出てい
るので、連れ込み宿の役目も果たしているよう
だ。

中華圏のホテルはたいてい連れ込み宿も兼ねて
いて、頼んでもいないのに娼婦を呼ばれて迷惑
したことがある、

そんなにぼくは好きモノに見えたのだろうか。

獅城大旅館の部屋は古めかしいものの、清潔に
保たれており、掃除も毎日してくれる。

アメニティは最小限度揃っている。

シャワーは出るが、湯の調整が難しかった。

テレビもついているが、外国人用のホテルでは
ないので、NHK等は見ることができなかった。

館内には食堂がないので、朝食は外でというこ
とになるが、旅館の周りの食堂はほとんどが10
時以降の開店なので、不便を感じる。

このほかにも、迎賓旅社、嘉栄飯店などの安宿
がある。

周囲にはかばん屋、傘屋など日用品店が軒を連
ねている。

ただ、品質がいいのか、台北地下街より値段は
高い。

滞在費はなるべく安く抑えて旅をしたいという
人は、太原路へ行くべし。

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