馬車は最高権力者の乗り物で当時の最先端技術、重さ6トン足回りも興味深い。王族の乗る冬の馬車代わりソリの展示もドイツならでは。
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- 旅行時期:2021/02(約5年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ミュンヘン クチコミ:26件
歴代の王の乗り物なので豪華絢爛なのだが、つい馬車下の足回りなど駆動部分に目が行く。最高権力者の乗り物であるから当然当時の最先端技術のはずで、その視点からだと馬車の発達史が楽しめる。
皇帝カール7世の戴冠式用馬車は金メッキが施された彫刻や織物の刺繍が見事で、重さは6トンもあるらしい。皇帝カール7世はこの馬車で戴冠式の為にフランクフルトに向かったと言う。見た目は豪華かつ巨大であるが、サスペンションも脆弱で当時の道路事情では400kmもの旅はけっして楽ではなかったろう。
馬車は傍から見れば優雅に見えるが、その実はたいへんな苦労を伴う乗り物だった。また、冬に馬車の代わりに使うそりも多く展示されており、こちらは更に厳しそうである。屋根もなく吹きさらしの雪上を疾走するのだから、さぞかし寒かったと思われる。
こちらもルードヴィッヒ2世のニンフをあしらったソリが展示されているが、見た目はとても優美だが、冬の屋外で毛布を1枚覆ったところで快適とは言いがたかったのではないだろうか。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/02/10
いいね!:2票
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