現在も修復中の宮殿です。
- 5.0
- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by ポポポさん(男性)
サンクトペテルブルク クチコミ:57件
第二次世界大戦独ソ戦の最中に戦禍にあった宮殿です。戦後修復が行われ、琥珀の間などの主要な部屋は復元されましたが、今なお内部の修復に手がつけられていない部屋が多数ありました。
また建物の外観は正面入り口左端の部位分が復元途中でした。戦争で建物の大部分が破壊されたため建築当初のオリジナルな部分はほとんど存在しません。焼け残った外壁の一部がオリジナルと言えなくはないのですが、この宮殿は建物全体が戦後新築された複製品だと言った方が正しい表現でしょう。
そういう意味では、愚かな戦争で大切な文化財が失われたことに大変憤りを感じます。またオリジナルの物が見れないことが大変残念です。
とはいえある意味創建当時の美しさを保っている宮殿ですから、見る価値は十分あります。特に琥珀の間と大黒屋光太夫が女帝エカテリーナ二世に謁見した大広間は外せません。ともに美しい部屋でした。
特に琥珀の間、部屋全体が琥珀で覆われているとばかり思っていましたが、ガイドさんの説明によると実は琥珀の他に多数の色大理石と金が使われているそうです。確かに目を近づけて見ると透明感や輝きが違います。
琥珀は白、褐色、赤色をモザイク上に貼り付けてあるのですが、全てを琥珀で装飾するととてつもない年月と金がかかるんだそうです。というかオリジナルもそのようにして製作されていたようです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 初夏でしたが激混みでした。
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/08/10
いいね!:2票
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