小鹿を追うライオンと人面の太陽の絵
- 4.0
- 旅行時期:2017/09(約7年前)
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by ポポポさん(男性)
サマルカンド クチコミ:11件
「シェルドル」とはライオンと言う意味。このメドレセのファザードの上部には小鹿を追うライオンと人面の太陽(小鹿を追うライオンを眺めている王とも言われています。)が描かれています。そのためこのメドレセは「シェルドルメドレセ」と呼ばれました。ライオンというより、どう見てもトラにしか見えませんでしたが偶像崇拝を否定するイスラム教の教義に明らかに違反するものでした。
イスラム教の教義に逆らってまでこの絵を描かせたのは支配者が自分の権力を誇示するためだったそうです。
中に入ると中庭がありますがこのメドレセのみ木が植えられていません。舞踊や演劇、民族音楽の演奏などの催し物が行われる場合、このメドレセの中庭が会場となるため木が植えられていないんだそうです。
さてこのメドレセでは特に見るべきものは無く他のメドレセ同様内部は土産物店だらけですが、特記すべき場所が一か所だけあります。
それは広場に面したフッジャ(寄宿部屋)の一つに楽器店があることです。
そこではウズベキスタン民族音楽の第一人者ポビール・シャリコフさんが民族楽器を演奏してくださいました。
民族楽器は弦楽器の種類が多く皮の種類によって音色が異なるのでバリュエーションが豊富です。色々な楽器の演奏を無料で聞かせて下さるので是非訪ねてみて下さい。
ちなみにシャリホフさんは雅楽奏者の東儀秀樹さんとこのメドレセの中庭で競演されています。(2008年11月、第1回世界遺産コンサートにて)
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/06/21
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