アルティモン Al Timon

バー

バーとして行くか、レストランとして行くかはあなた次第

4.5
旅行時期：2015/10（約10年前）

by Salaamさん（男性）

ベネチアクチコミ：3件

ベネチア出身の同僚からオススメ頂いたお店。

こちらのお店は目的によって二つの違う顔を楽しめます。
1. バーとして利用する場合
2. レストランとして利用する場合

1. 店内に入ると広い立ち飲み用のエリアがあります。
店内に入りきらない人や、運河沿いでリラックスしながらお酒を楽しみたい方が店の外にまで溢れて活気のある雰囲気。お店の門構えもクラシカルなベネチアのイメージを良い具合に残しているので雰囲気も良いです。
バーとして利用する際に必須なのがチケッティ。イタリア版のタパスで、ちょっとしたおつまみのような物。こちらのお店の名物は乾燥トマトやハム、オリーブオイル漬け鰯等をあしらったカナッペのようなチケッティで各1ユーロ程度。
ベネチア地方ではチケッティを楽しみながら飲むお店をバーカリと呼ぶそうですが、まさにそれ。

2. とてもメニューが豊富！とは言いませんが、ちゃんとした食事もしっかりできます。
ラザーニャ等の定番メニューもありますが、こちらのお店の看板メニューはフィオレンティーナ（フィレンツェ風ステーキ）。
シンプルに塩味で食べる贅沢なステーキは赤身好きなら満足する事間違いなし！逆に「柔らかーい！」と叫びたかったり、サシが入った霜降り肉が好きな方には不向きかも知れません。（肉が硬いと言う訳ではなく、とろけるような食感ではない、と言う意で。）
看板メニューの『Fiorentina servita su tagliere』（直訳：まな板の上のフィレンツェ風）はとにかく肉の量がすごいので大食漢の方でも満足するでしょう。私は大食いではないワイフと行きましたが完食できず、残りはお持ち帰りしました。

観光客で溢れるベネチアながら地元の方も多く集う事は、このお店の良さを語っているようなものかと思います。
にぎやかな雰囲気が好きな方にはオススメです！