ポルトガルを代表する美術館
- 4.5
- 旅行時期:2016/06(約8年前)
-
by sanaboさん(女性)
リスボン クチコミ:55件
ポルトガルで最大規模を誇る、ポルトガルを代表する美術館です。
17世紀に建てられた宮殿を改装し、1884年に開館しました。
一番楽しみにしていたヒエロニモス・ボッシュ作の「聖アントニウスの誘惑」はどこかに出展中で見られず、残念でした。
ポルトガル最大の巨匠画家ヌーノ・ゴンサルヴェス作『聖ヴィンセンテの衝立』(1470~1480年)やアルブレヒト・デューラー作『聖ジェロニモス』(1521年)は必見です。
ですが日本人として絶対に見逃せない作品は、安土桃山時代の南蛮貿易の様子を描いた、狩野内膳作の"六曲一双"の『南蛮屏風』(16世紀末~17世紀初頭の作品)です。 数ある南蛮屏風の中でも、最高傑作と言われている作品なのだそうです。
※"六曲一双"とは、六つ折りの屏風が左右で1セット(一双)あること
対になった左側の屏風には、インドのゴアで出航準備をする南蛮船やインド象、南蛮の建物や人々が描かれています。 右側の屏風には、南蛮船が長崎の平戸港に入港し、船長を先頭にした南蛮人の行列やこれを迎えるビロードの衣装の宣教師、武士などが描かれています。
是非この地で鑑賞されることをお勧めします。
行き方ですが、市電の15番又は18番でCais Rochaで下車すると、テージョ川と反対方向の高台の上に建物が見えます。 車道沿いの階段を上ればすぐです。 ロケーション的にリスボン市街とベレン地区の中間にあるので、ベレン地区の観光後に立ち寄られたら良いと思います。 ただし閉館は午後6時ですのでご注意を。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 市電15番&18番でCais Rocha下車
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料6ユーロ(リスボンカードで無料)
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- あまり混雑していませんでした。
- 展示内容:
- 4.5
- 見ごたえあります。
クチコミ投稿日:2017/04/16
いいね!:38票