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シャルルドゴールエトワールに聳え立つナポレオンの夢の結晶

  • 4.5
  • 旅行時期:2014/12(約10年前)
CAFE  MOCHAさん

by CAFE MOCHAさん(男性)

パリ クチコミ:7件

パリには太陽王ルイ14世の戦果、功績を称賛する為に建造されたパリ最古の凱旋門であるサンドニ門そしてその後再びルイ14世の偉大なる軌跡を讃える為に建造されたサンマルタン門、ナポレオン1世の命令で造られたカルーゼル凱旋門などが存在していますが、最も有名な凱旋門といえばパリのランドマークとしてシャルルドゴールエトワールに聳え立つ凱旋門です。

Arc de Triompheと命名されたこの門をくぐってパリに凱旋する野望を描いたナポレオン1世でしたが、それを実現することはできませんでした。

1805年アウステルリッツの戦いの大勝利で勢力、権力を拡大したナポレオン1世は自らの戦果を誇る為に建造を命じたカルーゼル凱旋門の出来栄えに不満を抱き更に壮大な規模の凱旋門を造る為、建築家ジャン=フランソワテレーズシャルグランに設計を依頼しました。

ナポレオン1世は妃であるジョゼフィーヌと離婚後マリールイーズと再婚しましたが、そのとき凱旋門をくぐってパリへ帰還し大観衆に迎えられることを望んでいました。しかし凱旋門は未完成だった為この夢は叶いませんでした。

工事着工から完成までに30年という長い年月を費やした為、設計者であるジャン=フランソワテレーズシャルグランでさえも凱旋門の完成を見届けることなくこの世を去りました。

ナポレオン1世は失脚後セントヘレナ島に流刑の身となりセントヘレナ島で没した為その波瀾万丈の生涯で遂に凱旋門をくぐるという夢を果たすことはできませんでした。

英雄ナポレオン1世でさえ成し遂げることができなかった勝利と栄光を象徴する凱旋門からのパリへの帰還・・・。

1821年に没したナポレオン1世は1840年ようやくその遺骸がパリへの帰還を果たし遂に凱旋門をくぐることができました。ナポレオン1世の遺骸はパリの人々に迎えられた後アンヴァリッドのドーム教会に安置されセーヌ川のほとりで眠りにつきたいと語っていたナポレオン1世の望みが叶えられました。

凱旋門へのアクセスは、シャンゼリゼ側あるいはグランダルメ側から地下通路を利用しエレベーターもしくは階段で屋上へ向います。屋上からはパリの街並みを一望することができます。凱旋門から眺める12本の通り、コンコルド広場、エッフェル塔、サクレクール寺院を俯瞰した眺望はパリを訪れたことを実感する素晴らしい時間であり想い出深い旅のワンシーンとして、いつまでも記憶に残り続けると思います。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
4.5

クチコミ投稿日:2015/08/01

いいね!:5

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