アルヴァアアルト自邸 Alvar Aalto house

現代・近代建築

日本からの影響も

4.0
旅行時期：2012/07（約12年前）

by nobunyさん（女性）

ヘルシンキクチコミ：22件

実はアアルトが好きな訳ではないのですが、小国フィンランドの名を世界に広げた１人であるアアルト関係は見ておく価値があるでしょう。
ヘルシンキ市内の観光はヘルシンキカードで無料で入れる所ばかりなので、ここの17ユーロという入場料はとても高く感じました。
でもアアルトの作品を維持して行くためには必要経費でしょう。
アトリエと両方を見学する人は両方で30ユーロに割引あり。

白く明るいアトリエと比べると、自邸はもっと木のぬくもりを感じる暖かく親密な空間でした。
日本の影響も受けているそうで、襖のようなスライドドアや畳のような素材が使われていました。
会いたくない客人からこっそり逃げてしまったという書斎のエスケープドアは有名ですね。
個人的に気になったのは書斎のデスクの前の窓下にある細い郵便受けのような換気口。
冬は窓が凍り付いて開かなかったり、開けたら寒すぎたりするのでここで換気するそうです。
北海道出身の私は深く納得です。
ベランダのプランターがまさにアアルトデザインのサヴォイになっていてにっこりしてしまいました。