新市庁舎いろいろ
- 4.0
- 旅行時期:2012/02(約12年前)
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by Joschiさん(男性)
ミュンヘン クチコミ:10件
新市庁舎は1867年から1909年にかけて建てられ、もともとは向かって右側部分(馬に乗っている摂政Luitpold像の部分まで)が古い部分で、町の発展で手狭になったため、尖塔と仕掛け時計を含む左側部分が建て増しされたそうです。
様式は当時流行した「中世のように古く見せる」ネオ・ゴシック様式。塔の高さは85メートル。
新市庁舎前面にたくさんの像を見ることができますが全てバイエルンの領主で、一番有名なのは仕掛け時計のすぐ下にある4体の像の一番右のLudwig der Zweiteルードヴィヒ二世です。
仕掛け時計は1908年に作られたそうで欧州で5番目に大きいらしいです。そして等身大、だとか。上段は1568年の、当時のバイエルン公爵Wilhelm der Fuenfteヴィルヘルム5世とロートリンゲン公国のレナータとの結婚式の余興でマリエン広場で催された馬上武術会の様子、とのことです。ロートリンゲン対バイエルンの対決が観られます。下段は、樽職人のダンスです。1515年から1517年にわたってペストがミュンヘンを襲い、終息に向かったにもかかわらず市民たちは外に出てこようとせず、それを樽職人たちが音楽と踊りで市民たちを外に出てこさせようとした、という話から来ています。ちなみにこの樽職人のダンスSchaefflertanzは7年ごとに公に開催され、今年(2012年)が開催年でした。
この仕掛け時計の音楽ですが、月によって流れる曲が違うのです。1月と6月と11月、2月と7月、3月と8月、4月と9月、5月と10月、そしてクリスマスシーズンの6パターン、とか。ちなみに日本人の私たちでも有名な曲が流れる月と曲目は3月と8月の「ローレライ」、5月と10月の「野ばら」、クリスマスシーズンの「もみの木」です。鳴る時間は11時と12時、ハイシーズンは17時にも鳴ります。21時にはミュンヘン市の象徴「Muenchner Kindl」が姿を現します。流れる曲は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「ブラームスの子守唄」です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- S-Bahn Marienplatz下車すぐ
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 観光シーズンの仕掛け時計の時間帯には混みます
クチコミ投稿日:2012/02/27
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