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カーレンベルク 施設情報・クチコミに戻る

歴史に思いを馳せるカーレンベルク Kahlenberg (この絵を見て行くとより良いです◎)

  • 4.5
  • 旅行時期:2008/12(約17年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

ウィーン クチコミ:66件

カーレンベルクは、ドナウ川やウィーンの街を見渡せる眺望の良い山。
ウィーンの森の一番端の丘陵でアルプスの端にも当たっている。

これはもちろんガイドブックどおり!なのですが・・、 

ここカーレンベルクは、(ウィーンの歴史といえば必ず出てくる)「第二次ウィーン包囲」で、トルコ(オスマン)軍の脅威から救い出すため(イスラム教徒からヨーロッパを防衛するため)、キリスト教徒連合軍が勢揃いした場所なのです!

(1683年にトルコ軍が敗北したことは、ウィーンだけではなく、オスマントルコ帝国の支配に脅えていた中央ヨーロッパ全体にとっても大きな意味がありました。)

そして、この「第二次ウィーン包囲」の様子を描いた絵がウィーンミュージアム・カールスプラッツにあります[添付写真]。 ウィーンミュージアム・カールスプラッツ(旧ウィーン市歴史博物館)は、ウィーンの歴史に関連した常設展示(企画展もあり)があり、ミュージアム上階からはカール教会(Karlskirche)も見えたりして、ウィーンに興味のある方なら行って損はない博物館だと思います。 (この「ウィーン包囲」の絵にも見える)城壁があった頃のウィーンの模型も展示してあり、現在と比べて見ていると、とても面白いですよ。

この「第二次ウィーン包囲」の絵を見てカーレンベルクへ行くと、眺望が良い! だけでは終わらず、歴史に思いを馳せることもできると思います!!!

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◆アクセスは、「?ハイリゲンシュタット Heiligenstadt」から38Aバスで。

◆?カーレンベルク[484m]までの途中の「?コベンツル(Cobenzl Parkplatz:38A)[Reisenberg:382m]」からの ぶどう畑越しに見える眺望 も、なかなか良いので途中下車されてみては?

◆38Aバスはカーレンベルガー通りを走り、「?グリンツィング Grinzing」の中央部を走るので ホイリゲで舌鼓! する(途中下車する)のも良いですね。

◆「?グリンツィング Grinzing」からは路面電車トラム38番線が出ているので、これでウィーン中心部(リンク環状道路の北西)の ショッテントーア Schottentor に戻るのもOK。 もちろん38Aで「?ハイリゲンシュタット」に戻ってもOK。

[????は、2枚目の添付写真参考]

●ウィーン交通:
 http://www.wienplan.com/select/plaene.html
 http://www.wienerlinien.at/

●晴れた日のパノラマヴュー(wikipedia)
 http://de.wikipedia.org/wiki/Kahlenberg

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レーオポルト帝の意思薄弱、怯懦ぶりが如実に露呈されたのは、1683年のトルコ軍による第二次ウィーン包囲の時である。 大宰相カラ・ムスタファの率いる9万の大部隊が地響きをたて、大地を埋めつくすように「皇帝の都」ウィーンへ向かっているとの急報を受けるやいなや、レーオポルトはたちまち浮足だち、この帝都の防禦態勢を固めるどころか、まずまっ先に、宮廷人ともども逃げ出したのだった。

あとに残された守備部隊とウィーンの市民こそ、いい迷惑だった。 彼らは城門をぴたりと閉めきって、あの手この手で攻めてくるトルコ軍の猛撃に耐えようとする。 しかし敵の攻城手段は、1529年の前回(第一次ウィーン包囲)より格段に進歩し、最精鋭のイェニチェリ軍団のしかけてくる、地雷を使った地下からの攻撃は威力があった。

包囲はすでに2カ月にわたり、ウィーンの市内には糧食も弾薬もつき、白旗を揚げるのも2、3日のうちとなったとき、ようやく彼らを救出するキリスト教徒の連合軍が勢揃いした。 そしてウィーンの北にそびえる カーレンベルク 山上から一気に駆け下り、雪崩を打つようにしてトルコ軍に切りこんだ。 それによって風前の灯火だった「皇帝の都」は墜落を免れ、事なきをえた。

〜 「ハプスブルク家」 江村 洋著 より 〜

※ ちなみに、レーオポルトとは、つまり神聖ローマ皇帝レオポルト1世で、レーオポルトの最初の皇后が(ウィーン美術史美術館やプラド美術館でベラスケスの描いた絵画で有名な)マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ。 政治能力は欠如していたが、オペラを作曲した音楽性豊かな皇帝で、内省的で消極的だが、カトリックに対する信念、驚信においては誰にもひけをとらないほど・・ だったのだそうです。

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施設の満足度

4.5

クチコミ投稿日:2011/07/30

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