紅毛城はヨーロッパの雰囲気。高台にあるので眺めもいいです。
- 4.0
- 旅行時期:2010/12(約13年前)
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by ニッキーさん(女性)
新北 クチコミ:1件
紅毛城は17世紀にスペインが建造したサンドミンゴ要塞がその元です。その後、オランダの手に渡り建物が改築されました。紅毛城の「紅毛」とはオランダ人のことです。その後同じ敷地に英国領事館が置かれたり日本の統治下に入ったり、さまざまな歴史を経て現在に至っています。
行き方は、淡水の駅から中正路を東へ歩いて20分。大通りと鋭角に交わる交差点を過ぎてさらに行くと、右手に真理大学の二つの塔が見える坂道が出てきます。紅毛城の入口はその角にあります。入口にはこれまで紅毛城を支配したり管理したりして来たスペイン、オランダ、英国、日本、オーストラリア、アメリカ、台湾の国旗が翻っています。
ガイドブックに入場料の記載があったので入口でお金を払おうとしたら、「ムリョーです」と言われました。期間限定の無料公開だったのかちょっと理由はわかりません。
入口を入るとそれまでの街の雰囲気とがらりと変わって異国情緒たっぷり。亜熱帯の植物が茂るよく手入れされたすてきな庭を坂道が大きくカーブしながら丘の上まで続いていました。丘の上からの淡水河と観音山の眺めは抜群です。
紅毛城は台湾最古の建物として国の第一級古跡に指定されています。内部には資料が展示されていて見学することができます。要所要所にスタッフが立っていて誘導してもらえるのですが、展示内容そのものはさらりと流して見てしまいました。
お勧めは要塞部分の隣、同じ敷地に建つ元英国領事館の建物です。レンガ造り、優雅なアーチを成すポーチが美しく、中には当時の家具も残っていて興味深く見学できます。スタッフも親切ですよ。
私たちが淡水へ行った日はあいにくの雨。観音山にも雲がかかり水辺の景色が今一つでした。対岸へ行く渡し船にもレインコートを着て傘を差したまま乗る始末。昼過ぎに行ったためお店もまだあまり開いていなくてちょっとがっかり。そのまま帰ったら楽しみにしていた淡水が情けない思い出だけになってしまいます。そんな中、最後に紅毛城へ行ったおかげで救われました。景色も雰囲気も良く、見ごたえもあったからです。すっかり気をよくした私たち、帰りは中正路を歩いて食べ物屋さんにも入り、良い印象を持って淡水から帰って来ることができました。
川沿いの遊歩道や中正路の賑わいから少し離れて、エキゾチックで温かい紅毛城の雰囲気を味わう。淡水のまた違った魅力を発見できますよ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- MRT淡水駅から徒歩20分。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- ガイドブックには有料と書かれていましたが、私が行った時は無料でした。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.5
- 要塞エリアの展示はそこそこ。元英国領事館エリアは家具も残っていて見どころあり。
クチコミ投稿日:2011/07/12
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