ここは、旧日本人街(今は東洋人街)と呼ばれるリベルダージにある、大した特徴も無い、出すものが特に美味いとか、店が綺麗だとか...
続きを読むでもなんでもない普通のその辺に沢山ある「ランショネッチ」です。
ブラジル、サンパウロでは①「バール」とか、②「ランショネッチ」とか、③「パダリア」とか呼ばれるお店(レストラン)の体系がとてもポピュラー。
①「バール」は、名前の通り、ビールを中心に多種酒類がを飲みながら、軽い食事ができる店。
②「ランショネッチ」は、お酒類はビールがメイン。あとはコーヒーやフレッシュジュースを飲みながら、軽食をメインに取れる場所。比較的、若者や地元の低級価格帯を望むような方々が来る店。台所っぽい店のつくりで、油っぽく、汚らしいお店がメイン。
③「パダリア」は、完全にパン屋さん。パンやケーキを食べながらコーヒーを飲む店です。
さて、今回ご紹介する店は上記の②に当たります。なんの変哲もない角地にある小汚いお店なのですが、日本人に取りましては、ロケーションが良く(リベルダージ)、目の前には日本料理屋「喜怒哀楽」、その横には、日系移民の発祥地とも言える「日伯文協(ブラジル日本文化福祉協会)」の本部ビルがそびえ立ちます。
私は、この地に赴任したばかりの頃、リベルダージで日本の食材を買い出して、その後、ちょっと暑い時、疲れた時などに、ここのランショネッチの外に面したカウンターで、ボォォォ~としながらビールを良く飲んでいました。
実は、余り治安が良い場所ではないのですが、目の前に前述の日本関係の建物があるため、なんか安心感があり、良く立ち寄ったものです。
....で、このお店の名前がな、なんと!?.....「名古屋」というのは、その後、だいぶん時間が経った
後に知りました......
まさか、店員もお客も、殆どがブラジル人のこのお店の名前が、「名古屋」だとは露にも思いませんでした......
確かに、店の奥に日本のお城の写真があったなぁぁぁ.....(名古屋城の写真ではないけど....笑)
でも、数ある日本の街の中で、なぜ名古屋.....なんだかは......知らない......
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※ビール一杯(一本)、コーヒー一杯でも、全く問題ありません。
※この目の前の坂は、サンジョアキン通りと呼ばれる一方通行の道でここを上りきると地下鉄のサンジョアキン駅に着くのですが、このサンジョアキン通りは結構、治安が悪く、私は目の前を物取りが走って逃げていく現場や、目の前に信号待ちしている車が白昼堂々と襲われているのを見たことがあります。まあ、気をつけて頂ければ大丈夫だとは思いますが.....兎も角、気を緩めずに歩いてください。
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投稿日:2019/06/01