NyoNyum(ニョニョム)というカンボジアの生活情報誌(日本語のフリーペーパー)があります。プノンペンのホテルやレスト...
続きを読むランなどに置いてあるもので、無料です。NyoNyumには、様々な記事のほか、日本の料理店やクラブ、ハイヤーなどの広告やお得な情報などが出ているのですが、そこに「めん処翁さん」が出ていました。12月から定休日をなくし、毎日営業となったとの広告が載っていました。
元々、ラーメンを含め、海外での日本料理に全く期待していませんでしたし、普段はそもそもわざわざ外国に来て、日本の料理を食べようという気が起らなかったのですが、カンボジアに10日間程いて、そろそろクメール料理にも飽きてきていましたし、NyoNyumの広告に「★テレ東「最強ラーメン伝説」ほか、TV紹介実績多数、★九州ラーメン総選挙第3位獲得、★全国ラーメンデータベース1位獲得の実績と経験を持つラーメン職人が美味しいらーめん、作ります!」という広告文句が書いてあって、そんなに美味しかったら、わざわざカンボジアまで来て店を営業していないだろうと思い、その大層な自信のラーメンでも食べてみようかということで、12月30日のお昼に伺いました。
お店は、ボンケンコンエリアの294路のモニボン通り側に近いところにあります。クラタペッパー店の近くからトゥクトゥクの運転手に店名(O-San)と住所を書いたメモを見せましたが、知らないようで、結局、私がNyoNyomの地図の裏に付いていたクメール語の単語集を見て、曲がるところを指示してようやく到着しました。
ちなみに、「右:スダム」、「真っ直ぐ:トロン」、「左:チュベーン」、「停まって下さい:ソーム チョップ」の4つの用語を覚えていたので、分からないと勝手に停まろうとするトゥクトゥクの運転手への指示はバッチリでした。
店の入り口はそんなに広くないですが、奥に長くなっています。確かテーブルは6卓くらいあり、奥に厨房や作業場、トイレなどがあります。貼り紙には「店はボロいが、味はグー!」と書いてありましたが、カンボジアの一般的な店に比べたら、平均レベルで、そんなに卑下するほどボロいというほどではありません。
メニューはすべて日本語ですし、その時の男性店員はすべて日本人でしたし、カンボジア人の女性店員も含めて、日本語での挨拶で、日本語で注文することができます。また、応対もとても素晴らしいものでした。
店の中には観光客もいましたし、常連客のような現地駐在員らしき人もいましたが、いずれも日本人です。また自分たちが食べている最中にも運転手付きの車で乗りつけてきた現地駐在員らしき日本人が2組も来たので、もしかしたらプノンペンの駐在員の間では人気の店なのかもしれません。
12/28~12/30の3日間に限り、喜多方ラーメン(並):7.50USD→5.00USD、家系ラーメン(並):7.50USD→5.00USD、新しいつけめん(ハマグリつけ麺)(並):8.50USD→5.00USD、餃子(3P):2.00USD→1.50USDとなっていました。
普段は分かりませんが、サイズが中、大となるにしたがって、1.00USDずつ価格が上がっていきます。
私たちが頼んだのはスタンダードな喜多方ラーメン並盛りを2つ。ちゃんと縮れ麺になっていますし、スープも澄んでいて、かつ、旨みがあり、異国で食べているとは思えない程、完成度の高い美味しいラーメンでした。日本で営業しても十分通用する美味しさです。ただ、帰国してからホームページなどを見たところ、いつも喜多方ラーメンがある訳ではないようです。
翌日の夜の便で帰国予定だったのですが、あまりに美味しかったので、そして、翌日の大晦日は年越しラーメンがあるということで、翌日のお昼にもまた行ってしまいました。なお、大晦日は14:30までの営業で、14:10過ぎに飛び込み、自分たちが2014年の最後の客でした。年越しラーメン(中)は昨日ほどの感動はないものの、これもシンプルな味で美味しかったです。ただ、その日はTOPAZであまりボリュームが少ない昼食を食べたのと、夜は食べる暇がないからということで、思わず中サイズを頼んでしまってため、かなりの満腹状態となっていたことがいけなかったのかもしれません。
また、プノンペンに行くことがあると思いますが、その時にラーメンが食べたくなったら、必ず再訪したいと思うお店です。
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投稿日:2015/02/15