入場券と荷物のチェックゲートを通り抜けた所に、「犬の皆様ご注目!番猫のノワゼットです。」 という写真付き看板がありました...
続きを読む。「一体どこに?」と辺りを見回すと、芝生の方へおりていくマーマレード色の猫の姿を発見!一直線に日陰に向かって進んでいき、「毎日暑いわ、夏バテや~」といった感じで寝転んでしまいました。ゲート付近にはロバの牧場もあり、猛暑でロバも木陰に涼んでいました。
城主が代々女性だったお城で、メディチ家から嫁いできたアンリ2世妃カトリーヌや、愛妾ディアーヌなど、最初の城主3人が設計し、シェール川に浮かぶ優雅な外観となっています。ディアーヌの庭園から、そして城内に入場し橋を渡ってシェール川の対岸から、いろいろな角度でお城を眺めました。シェール川でボート遊びをしている人がいるからか、川面にさざ波がたっていて、水鏡に反映するお城も揺らいでしまい、くっきりと見ることはできませんでした。
城主としては、2人目のディアーヌと3人目のカトリーヌが有名ですが、フランソワ2世とカトリーヌの嫁となった、後のスコットランド女王メアリーの結婚祝いに贈られたキャビネットも展示されていて、興味深く拝見しました。5人目の城主デュパン夫人は、作家ジョルジュ・サンドの曽祖母で、上品な肖像画が残されていました。熱烈なワーグナーファンだった6人目の城主時代には、17歳のドビュッシーがお城の室内奏楽者を務め、ワーグナーの音楽と出会った場所とのこと、フランス史の舞台というだけでなく、フランスの文化人ゆかりのお城でもあります。
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投稿日:2020/06/28