伏羲廟 Fuximiao

午前中から昼過ぎまで麦積山石窟を見学、市内に戻って来て時間があったので行ってみました。
三皇の一人として、様々な技術を人...  続きを読む々に教えた祖先神として信仰されている伏羲。天水生まれということで、ここにまつられています。

この伏羲廟は1490年創建されたもの。八卦も生み出したということで日本の高島易団が建てた碑なんかもありました。

文字を発明したり、農耕を人々に教えたり、結婚制度を作ったり塗装した業績が壁画にも書かれていて見てるだけで面白いです。
葉っぱを身にまとう伏羲像もユニーク。

裏手に天水市博物館（こちらは無料）もあり、セットで行かれるのをお勧めします。  閉じる

投稿日:2015/01/26

甘粛省の第２の都市天水の秦州区には１４９０年創建と言われる伏羲廟があります。
天水広場や、商店が並んで賑やかな解放路あた...  続きを読むりからだと西に直進数百ｍなので、徒歩でも楽々。
左上の画像のように立派なゲートをくぐって行った伏羲路の先にあります。
所在地：天水市秦州区伏羲路１１０号。午前８時～午後６時。チケット３０元。
この伏羲路は新しく整備された道のようで、私が行った０８年の７月には商店やお土産屋さんが並び始めていました。

伏羲は古代中国の神話に登場する伝説上の三皇（伏羲、女媧、神農）の一人で、人々に牧畜、漁業、狩猟、調理、武器の製造を教え、婚姻制度を定めたのだそう。
三皇の一人の女媧とは兄妹、または夫婦と言われ、蛇の体と人間の頭を持った姿で描かれています。
伏羲の出身地は今で言う山東省とか河南省とも言われているようですが、この甘粛省の天水でも祀られています。

現存する伏羲廟の建造物は１４で、南北に長く左右対称に並んでいました。伏羲の塑像や八卦の天井画がある建物内部は撮影禁止なのでご注意を。
左下の画像は、柏の古木や明代からの香炉も残る境内。
下中央の画像は伏羲廟の建物の細部。屋根の合わせ目から下がる懸魚（げぎょ）のデザインがきれい。

伏羲廟の裏手には、０８年７月中旬現在、伏羲研究センターや陳列館、庭園が建設中でした。これらが出来上がれば見応えが増すのではないかと思います。
伏羲廟境内から出た左右には、右下の画像のように旧市街地の一画が残っていました。保護区と表示が出ていたので、寄ってみるといいですよ。そこに住む天水市民の暮らしも垣間見えますよ。
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投稿日:2008/11/13