ボーンカービング体験に行ってきました。
場所はチャーチのフィッツジェラルド・アヴェニューにある「THE BONE DUD...
続きを読むE'S」というアトリエ。
事前に電話してもらったのですが、別に予約は必要ないとの事。ただし製作に３時間必要なので、閉店時間と照らし合わせ、それより３時間前には来てほしいという事でした。
※後日予約ナシで行ったら、ジョンは個展開催中で不在でした。多分電話取るのが面倒臭いから「電話いらない」って言ってるんだと思いますが、やっぱり電話した方がいいと思う。
派手なオレンジ色で塗られた建物なのですぐわかります。入り口っぽい所に行ってみると、二重扉になっていて、外の扉（っつーか格子）には厳重な鍵がついている。どうしようかと思っていたら、中から鍵を開けてくれました。
「Welcome Ladys!」
そう言ってにこやかに迎え入れてくれたのは、そのまま「すいませんでした」と謝って帰りたくなるぐらい怖い顔つきのアーティスト・ジョンでありました。
この日は私達の他に日本人の女の子が１人と、NZ人の女性が１人。このアトリエでは自分の好きなデザインのアクセサリーを作る事もできますが、そういうのが苦手！って人の為にベーシックな形の見本もあるので気軽にトライできます。
それぞれ好みの形を選んで、型紙を探し、デザインの線の周囲を少し残す形でハサミでカットします。
型紙をジョンが骨に貼り付けてくれて、始めの工程の説明を受け、いざ作業にとりかかります。
最近は牛の骨などを使うそうですが、このスタジオには未加工の鯨の骨があり、触らせてもらいました。ズッシリ重かったですヨ。
時々ジョンが見回ってチェックしたり、やり方を指導してくれるのですが、ジョンの力の強いこと！彼が２、３回シャカシャカ！と削ると、もうそこはそれ以上削る必要がないぐらい削れてる。当初、ボーンカービングに３時間もかかるハズないだろう・・・と高をくくっていたのですが、気づけばあっという間に２時間。しかも私はドン尻・・・。
大体の形ができたら、難しい部分のカットはジョンにやってもらい、サンドペーパーをかけていきます。サンドペーパーは３段階で徐々に目の細かいもので仕上げていきます。工程が進むにつれ、自分の作品の荒っぽさが目に見えてくるのですが、ジョンは「エクセレント！」などと私達を褒め、その気にさせていきます。
やすりをかけ終わったら、ジョンに提出。すると仕上げに表面がツルツルピカピカになるように研磨機を通してくれ、穴を開けてくれます。
この穴に紐を通してネックレスの完成です。自分で作ったものだから、多少いびつではあるけれど、なかなか素敵なできばえです。
写真の形で＄４５。ベーシックな形のものは全て均一でその値段なのだろうと思います。何の気なしに選んだ形ですが、「健康」を願うシンボルなのだとか。
写真ではフラッシュが反射してしまい、陶器のように真っ白ですが、本物の骨なので所々に茶色っぽい斑点があります。
アトリエにはジョンの作ったアクセサリーや他のアーティストの描いた絵の展示販売、あと過去の作品を写真に収めた作品集を見る事ができます。髪飾りなどの美しく繊細なデザインから、大きな木から掘りだしたものまで様々。一度木を彫ってる所もみたいなぁ。
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投稿日:2007/12/17
