ビーチ、公園＆繁華街至近、でも建物が・・・

サイパン3日目は、繁華街ガラパン地区のHyattに移動。
同じホテルだと飽きるのと、翌日早朝（ほぼ深夜）に空港へ移動するには、Aqua Resort Club Saipanが空港から遠かったこと、HyattでDELTAのマイルが欲しかったのが移動の理由。

Aqua Resort Club SaipanからHyattへの移動はDFSの運行するバスでタダで移動できる。ただし、スムーズに進行していると時刻表より「早く」出発してしまうことが当たり前のようで、時刻表を信じるのは危険。フロントではなくエントランスのスタッフに確認したほうが良い。そうとも知らず、結局1時間待ってしまった・・・。
また、バスの巡回経路的に先にHyattへと向かうのだが、ドライバーに「荷物を置いた後でDFSに行くから・・・」と交渉してもNGで、仕方なくDFSのカウンターに荷物を預けて買い物をしてから、徒歩でHyattに向かうハメになった。歩けない距離ではないが、機内持ち込みサイズの小型とはいえ、スーツケースをガラガラ引きずって暑い中を移動するのは快適とは言えないので、移動経費節約派でなければタクシーを使ったほうがいいかもしれない。

さて本題のホテル。
Hyattブランドとはいえ、大都市にあるホテルとはかなり趣が異なるので、そういう認識でないとがっかりするかも。個人的には、ずっとガラパンに滞在するつもりならHyattへの連泊はお勧めしない。理由は、他の評判の良いホテルのほうが（おそらく）キレイで安いから。HyattのStay数やポイントを稼ぎたい人や、すでに上級会員の人なら、いろいろな部分に目をつぶってアリということになるだろう。

■良い点
・ビーチに近い。かなり遠いところまで歩いて行けるので、泳ぎが苦手な人でも楽しめる。水も十分な透明度でシュノーケリングしている人も少なからずいた。ビーチやプールで使用するグレーのタオルは、スパの入り口で無料で借りられるので、部屋のタオルを持っていかないほうが良い（というか本当はダメなのだろうが、ホテルの庭を部屋から見下ろした際、部屋のタオルをビーチに持参している人をちらほら見かけた）

・公園が近い。ホテルの脇から公園が広がっているので、夕方～夜にかけて散歩するのに最適。ただ、戦争というテーマから切り離せない公園なので、その手のものが「重い」人はモニュメントや記念館には行かないほうがいいと思う。逆に関心がある人は、アメリカ側の視点が体感できて興味深いだろう。

・繁華街が近い。繁華街のノリが熱海感覚ではあるが、それなりに楽しめる。結構遅い時間から食事に出かけたが、かなりの店が遅くまでOPENしていた。

・夜、特にリクエストしていないのに追加のタオルを持ってきてくれた。想定外だったので、チップを渡し損ねた。ここでも日本人相手にチップを要求する素振りはなかった。

・平会員でもHyattの会員だと無料のドリンクを部屋まで持ってきてくれる。入会にお金がかかるわけではないので、出発前に入会しておいたほうがいいと思う。本来は翌朝のサービスなのだが、出発が早いから夜のうちに持ってきてほしいとリクエストすると、快く応じてくれた。ただしイレギュラーなのか、届くまで30分以上時間がかかった。リクエストはルームサービスではなく、ゲストリレーションにしなければならなかった。

・日本人スタッフがいる。英語が苦手な人にとっては助かるだろう。対応してくれたのは、明朗で感じの良い女性だった。日本人でなくてもホテルの女性スタッフは笑顔で感じが良かった。比較的男性スタッフの印象は暗かった。

・超早朝にもかかわらず、指定の時間にちゃんとタクシーを手配してくれ、モーニングコールもしてくれた。タクシー代支払いの選択肢は2つあり、ホテルの料金と一緒にあらかじめ定額を払うオプションと、直接ドライバーにメーター料金を払うオプション。ドライバーとのコミュニケーションが心配なら、ホテル料金と一括で定額を支払うほうが、スムーズでメリットがあるかもしれない。料金もさほど割高ではないとのこと（実際にメーター料金で空港に行くと、やはりメーター料金のほうが割安ではあったが）。

■悪い点
・バスルームを含む部屋全体がとにかく古い。ペンキを塗り直して補修してあるのだが、いかんせん建物自体がかなり古いため、あちこちの傷みが目立つ。とはいえ、清掃は行き届いており、部屋全体、バスルーム、ベッド、すべて問題なかった。

・ロビー奥の売店は、少額だとカードが使えない。失念してしまったが、たしか20ドルか30ドル以上でないと使えないと言われた。部屋付けにもできなかった。

・シャワーの水圧が低い。シャワーだけではなく、洗面台の水の水圧も弱かったので、サイパン全体の水圧が低いのだろう。さほど高層の建物ではないので、もしかしたら屋上の給水塔に汲み上げたりしていないのかもしれない。