その名の通り治水用ダム、増水時のみダムに貯水し下流部の洪水を防ぎます
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- 旅行時期:2025/10(約3ヶ月前)
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by kasakayu6149さん(男性)
新発田・胎内 クチコミ:3件
加治川治水ダムは1975年(昭和50年)竣工の重力式コンクリートダム
その名の通りの「治水ダム」で洪水時等にダムに水を貯め下流域を洪水から守る目的のダムなので原則洪水時以外は水を貯める事のないダムとなっています。
なので平常時は「空」のダムです。
貯水はしていませんが、放流路の都合上「ダム湖」はあります。
重力式コンクリートダムは基本的に堤体のダム湖側は垂直となっていますが、通常ダム湖があるので、余程渇水しないとその高さは実感しにくいです。
しかし通常時は殆ど水が無い治水ダムなので、垂直に聳える堤体の巨大さが実感できます。
ダム天端は遊歩道として開放されています
ダム下は公園として整備されており、駐車場は有事の際のヘリポートを兼ねています。
加治川治水ダムは山間部にあり、冬季は道路閉鎖されるので、冬季にアクセスする場合はヘリコプターを用いるしかありません(または徒歩?)
加治川は1667年の羽越豪雨で氾濫し新発田市周辺の下流域に甚大な被害を齎しました。それを受けて「内の倉ダム」「加治川治水ダム」が造られました
「加治川治水ダム」によって形成された(洪水時に形成される)ダム湖は特に名前はありません。
ダム湖は空の状態なので天端からかなり低い所に水面があります
また有事の際は水没してしまいますが、ダム湖側も公園として開放されるようです。但し訪問時は立入禁止でした
ここ数年は大きな豪雨が無かった様で現状の水面より上は草木が茂っていますし洪水(貯水)による泥汚れも皆無でした。
洪水時にこれだけの貯水が可能な治水ダムは無く、加治川治水ダムは日本最大の貯水量を誇る治水ダムです。「内の倉ダム」「加治川治水ダム」の建設、下流域の堤防強化で加治川は羽越豪雨と同等の豪雨にも耐えるそうで、実際同等の降雨があった「平成16年新潟・福島豪雨」でも被害は少なかったそうです。
尚、ダムカードはダム右岸の管理所で頂く事が出来ます
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
- 見ごたえ:
- 4.5
- 平時はダム湖は望めませんが、その分堤体の巨大さを実感できます
クチコミ投稿日:2025/12/21
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