2025年現在、国内最後の「中空重力式コンクリートダム」
- 4.0
- 旅行時期:2025/10(約3ヶ月前)
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by kasakayu6149さん(男性)
新発田・胎内 クチコミ:3件
内の倉ダムは1974年(昭和49年)竣工の中空重力式コンクリートダム
内の倉ダムのダム形式「中空重力式コンクリートダム」とは、且つてセメントの価格や輸送コストが高かった昭和30年代に比較的造られました。文字通り堤体内が空洞になっている珍しいダムです。
高度な設計や建築技術が必要で、費用対効果を鑑み現在は造られる事はありません。国内には13基のダムがあります。
コンクリートが安価になってきた事もあり昭和49年竣工の「内の倉ダム」が国内最後の「中空重力式コンクリートダム」となりました。
堤体内の一部を中空にする分、普通の重力式コンクリートダムより太ったダムとなります。訪問時はダムの水位が低かったせいもあり、重力式コンクリートダムは垂直施工の堤体のダム湖側も傾斜がついている事が確認できます。
ダム天端は道路として開放されています
ダム下部では2つの放水口から放流していました
大きな放水口は「かんがい用水」「水道用水」用の放水口で下流にある、それらの取水設備までは一旦放流しダムから川を使って導水します。
小さい方の放水管は河川維持放流様で、原則冬季以外は年中放水している様です。
冬季は放水管が凍結する可能性があるため放水管は用いずに、クレストゲート(ダム天端にあるゲート)がら直接放流するそうです。
「内の倉ダム」によって形成されたダム湖は「内の倉湖」と言います。ダムカードはダム右岸にある管理所で頂く事が出来ます
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- マイカー訪問での評価
- 景観:
- 4.5
- 恐らく国内ではこの構造のダムは今後造られない
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
クチコミ投稿日:2025/12/21
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