貴重な出土品が発掘された古墳

4.0
旅行時期：2025/05（約8ヶ月前）

by Decoさん（男性）

玉名・荒尾クチコミ：138件

熊本県玉名郡和水（なごみ）町の旧菊水町エリアにある国指定史跡の古墳です。
５世紀末～６世紀初頭の築造と考えられています。
多くの貴重な出土品（東京国立博物館に収蔵）が発掘された古墳として知られ、特に75文字が刻まれた直刀にはワカタケル大王（＝雄略天皇）の名も記されており、歴史学的に貴重なもので当時の大和朝廷との関わりがうかがわれます。一方、周囲からは多くの石人・石馬も発掘されたそうで、朝廷に反乱を起こした筑紫君磐井との繋がりもうかがわれます。当時の北部九州の微妙な勢力関係がうかがわれます。

周囲には他の前方後円墳や円墳、また縄文時代の貝塚跡を整備した「縄文のむら」もあり、一帯は肥後古代の森・菊水地区として整備されています。桜やツツジの季節も美しいそうです。
隣接して肥後民家村（中に食事処もあり）や道の駅きくすい（菊水ロマン館）などもあり、買物や食事・休憩などもできます。