六角氏のことを思うととても感慨深い場所
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- 旅行時期:2024/04(約2年前)
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by たびたびさん(男性)
近江八幡・安土 クチコミ:114件
観音寺城跡は、標高432mの観音山の頂上付近。桑實寺経由で登りましたが、1時間くらいは十分かかったように思います。石垣跡がまあまあ残っているくらいで、そこからだと眺めとかは望めません。ここでスカッとする気分を味わえるという城跡ではないですね。その後、観音正寺の方に移動すると視界が開けました。
ちなみに、観音寺跡は、近江源氏の佐々木氏、後に近江守護六角氏の居城。ただ、近江守護というのがややこしい。つまり、近江源氏佐々木氏の宗家は六角氏であり、近江守護は六角氏だったのですが、佐々木信綱(六角氏)の四男、氏信を祖とする京極氏が台頭。応仁の乱において、京極氏11代、京極持清は東軍に付き、西軍に付いた六角氏12代、六角高頼の観音寺城を落とし、近江守護に任じられました。ただ、六角氏は滅びたわけではなく、一族は南近江を支配。北近江の京極氏と南近江の六角氏の構図は続きます。その後、京極氏は内紛もあり、浅井氏の台頭を許すことになるし、六角氏15代、六角義賢は三好長慶や浅井長政との抗争で弱体化したところに信長の上洛軍を前に逃亡。名家、六角氏はあっけなく歴史の舞台から姿を消しました。
観音寺城跡は、六角氏のことを思うととても感慨深い場所だと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2024/11/20
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