なかなかお勉強になりました
- 4.0
- 旅行時期:2024/02(約2年前)
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by たびたびさん(男性)
備中高梁 クチコミ:70件
ベンガラ館は、吹屋ふるさと村のメインストリートの中心部からだと少し離れたところ。歩いて訪ねましたが、まあこの辺りがぎりぎり範囲かなという感じですね。
ちなみに、ベンガラが全国で初めて生産されたのは、江戸中期の宝永4年(1707年)。敷地内に、窯場室、水洗碩臼室、脱酸水槽室といった明治の頃のベンガラ工場を復元。原料は銅鉱近くで採れるローハ。窯場室では、それを乾燥、焼いて赤褐色の焼キを作ります。水洗碩臼室では、その焼キを臼で砕いて水でかき混ぜて粗いものと細かいものにより分けます。脱酸水槽室では、酸分を抜くためにきれいな水でかき混ぜ、沈殿したベンガラを回収します。
ベンガラは、酸化鉄が主成分。こうしてできたベンガラは高級顔料として、伊万里焼や輪島塗で使われたり、家屋の木材を赤く塗ったりすることに使われました。京都の一力なんかも代表格かな。なかなかお勉強になりました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2024/10/03
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