表面の間知石が、まるで全て石積で造られた様な雰囲気を醸し出し非常に優雅な造り。日本近代土木遺産として貴重な存在
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- 旅行時期:2024/08(約1年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
淡路島 クチコミ:21件
上田池は1932年(昭和7年)竣工の重力式粗石モルタルダム
干ばつ被害を軽減するにはダムの建設が必須で当初は「アースダム」として計画されましたが、当初計画で堤高が36mあり下流の方々に不安を与えるため「重力式粗石モルタル形式」となりました。
表面に間知石を積み型枠代わりとして粗石モルタルを投入し造られています
途中計画変更で最終的に堤高は41.5mとなりました
表面の間知石が、まるで全て石積で造られた様な雰囲気を醸し出し非常に優雅な造りです。
ダム天端は道路として開放されています。
下流直下には上田浄水場があります。歴史あるダムですが、まだまだ現役バリバリなダムな訳です。
上田池は三原川にあるダム。上田は「こうだ」と読みます。
淡路島は大きな島である事に違いはありませんが、島であるため天端から海を望めるダムが多くあります。上田池の天端からも播磨灘を望めます
「上田池」は「池」と呼ばれていますが、湖と言っても差し支えない程の貯水量を誇ります。洪水調節機能は有しないため、満水位のダム湖は天然湖の様な美しさです。
上田ダムは日本近代土木遺産として貴重な存在となっています。繰り返しになりますが遺構では無く未だ現役なのが凄いです
尚、アクセス路は狭路が続くので対向車が来るとすれ違いに苦労すること必至です。
またダムカードは現地では無く南あわじ市産業建設部(南あわじ市役所)で頂く事が出来ます(訪問した写真等の提示が必要です)
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- マイカー訪問での評価(途中の道はかなり狭いです)
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
クチコミ投稿日:2024/08/17
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