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御社地公園

公園・植物園

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東日本大震災前の地面の高さがありありと分かる公園

  • 4.0
  • 旅行時期:2024/03(約2年前)
SUR SHANGHAIさん

by SUR SHANGHAIさん(女性)

山田・大槌 クチコミ:39件

公園名になっている御社地(おしゃち)というのは、元々は大槌町(おおつちちょう)の仏教家だった菊池祖睛(きくちそせい)が仏道精進の場として開いた東梅社(とうばいしゃ)跡地のこと。
菊地祖睛ゆかりの石碑や入定地、拝み石などが残っていることから、大槌町の重要な史跡にも指定されています。
三陸鉄道の大槌駅からは徒歩だと10分足らずで、公園の見学は無料です。

東日本大震災後は復興計画の一環で公園として整備され、上記の史跡も残されたんですが、周囲を民家や≪大槌町文化交流センター おしゃっち≫、菊地祖睛ゆかりの御社地天満宮に囲まれた窪地状になっているのが奇妙な眺め。
池や史跡がある底の部分には階段やスロープで下りて行くようになっています。

これは公園の土地が窪んでいるのではなく、周囲の建物が震災後に嵩上げされた地面に立っているため。
震災があった翌年の2012年から山を削って大規模な土地の嵩上げをし、町の地面が震災前と比べて平均2.2mほど高くなった結果なのだそう。

御社地公園は、菊地祖睛ゆかりの地としてだけではなく、東日本大震災の土地嵩上げ結果を示す証人にもなったんだなという思いを抱きながら一周してみました。
公園の規模は一周数百mほど。

上記の≪大槌町文化交流センター おしゃっち≫内には御社地公園からの出土品や、大槌町周辺の東日本大震災時の記録も公開されているので併せて行ってみましょう。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.5
三陸鉄道の大槌駅から徒歩だと10分足らず
人混みの少なさ:
4.5
私が訪れた時には、地元の人がポツポツ程度
見ごたえ:
4.0
窪地に出来た公園のように見えますが、その由来を知るとびっくり。本文参照

クチコミ投稿日:2024/04/29

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