金堂三尊(大日如来坐像、脇侍 降三世明王坐像・不動明王坐像 附木造天蓋)の特別公開を拝見
- 5.0
- 旅行時期:2024/04(約1ヶ月前)
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by たびたびさん(男性)
河内長野 クチコミ:11件
天野山金剛寺の金堂三尊(大日如来坐像、脇侍 降三世明王坐像・不動明王坐像 附木造天蓋)の特別公開を拝見しました。観心寺の如意輪観音の御開帳に合わせて公開されるので、セットで訪ねたという次第です。
そういう意味だと観心寺のおまけという感覚でしたが、大寺としての風格のある伽藍やお目当ての金堂三尊の素晴らしさは目を見張るもの。認識違いを大いに反省しました。
寺の始まりは天平年間。聖武天皇の勅願で行基が開いたと伝わります。南北朝時代には、観心寺とともに南朝の一大拠点となり、後醍醐天皇の勅願寺とも。金堂は、多宝塔、食堂、楼門とともに豊臣秀頼の大修理を受けたという堂々とした構え。
そして、お目当ての金堂三尊は平成29年に国宝指定。大日如来坐像は平安時代の作ですが、その他は鎌倉時代。不動明王、天蓋は快慶の弟子、行快の作と伝わり50年の歳月をかけてすべてが揃ったというものです。
大きなお堂に鎮座していて、なんといっても正面の黄金に輝く大日如来が圧巻。宇宙のすべてを支配するというような自信に満ち溢れたオーラがすごいですね。大日如来像は東寺や高野山でも見ているはずなんですが、これを見るとそれらの記憶がすっかり飛んでしまった感じ。観心寺の如意輪観音が静とするとこちらは動かな。負けず劣らずの仏像だと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/04/28
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