井伊直弼が17歳から32歳までの時期を過ごした屋敷が復元されています。
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- 旅行時期:2024/03(約2年前)
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by hijunoさん(非公開)
彦根 クチコミ:4件
井伊直弼が17歳から32歳までの間、過ごした屋敷が復元されています。
井伊直弼は11代彦根藩主井伊直中の14男でしたが、嫡子ではなく、庶子(側室の子)であったため、12代将軍の直亮の時代にはお城から出て、城外のこちらの屋敷で質素な暮らしをしていました。
ここでの暮らしをまるで埋もれ木のよう、と和歌に残し、そこから埋木舎とよばれるようになったそうです。
ここでの生活の中で、剣術、馬術、茶道、和歌、謡曲、さらに政治などの学びも続けています。茶室もあり、井伊直弼が使った茶器や調度品なども展示されています。
屋敷の中に入ることはできませんが、外から屋敷の様子を見学できます。
その後、13代の彦根藩主となり、画期的な藩政改革を行います。ペリー来航があり、国政の難局を打開するために、1858年には大老に就任、安政の大獄もおこり、1860年の桜田門の変によって46歳の生涯を終えます。
時代の大きなうねりのなかで、表に出て活躍できる時がきたものの、それはとても短い時間です。
お城から出て、この屋敷で、一生暮らすことになるだろう~と思いつつ、華やかではない、質素な生活を送っていたこの時期がとても穏やかで静かな時であったことがうかがわれました。
お庭には季節の花々があり、苔むした風情のある雰囲気です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 乳幼児連れ家族旅行
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/03/29
いいね!:2票
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