当時のまま変わらず保存されてます　～　有田川鉄道金屋口駅跡

2.5
旅行時期：2023/12（約2年前）

有田・有田川クチコミ：7件

旧有田鉄道の起点駅として大正５年に開業した「金屋口駅」は廃止に成る平成１５年まで８７年間にわたり貨物や人員輸送を担って来た駅です。

元々はみかんの産地・集積地であったこの金屋口から湯浅港近くの海岸駅までみかん輸送を目的として開業した鉄道なんです。
その後、旧国鉄・紀勢本線が開通し藤波/湯浅間を乗り入れることに成ったようです。

木造平屋建ての駅舎は当時の面影を残すもその後、一部モルタル造りに改築されてるようですが昭和の雰囲気を感じるローカル駅に相応しい趣きがあり唯一の有人駅でした。

構内は１面１線のホームを持つ地上駅ですが随分と長いホームだと感じます？…、当時は乗客も多くて複数車輌運行をしていたのでしょうか？。
また、構内には車両基地もあったようで車庫などが遺構として活用されています。

私が利用したのは昭和５０年頃なのでキハ５８形気動車の運行でしたが、今回は観ることが出来ずに残念で成りません。

ホームに佇み目を閉じれば今でも構内アナンスが聞こえてきそうです♪…、キハ５８形気動車の大きなエンジン音がガラガラと～、そして、排気臭や油の臭いが蘇ってきそうです。
やっぱり駅って郷愁を誘う何かを持って生きてますね人の様に。