国宝として復活した越中一向宗の寺院
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- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by masa8982さん(男性)
高岡 クチコミ:14件
高岡市の伏木地区にある巨大な寺院です。室町時代に本願寺蓮如上人が建立し、戦国期には越中一向一揆の中核となっていました。現在の伽藍は江戸時代に加賀前田家が建てた物で、平成10年からの修復が完了し、国宝として登録されています。氷見線の伏木駅から参道が続いているので、伏木駅を降りて駅から西に向かう坂道を進んで行けば直ぐです。
国宝として登録されているのは本堂と大広間・式台ですが、それ以外の建物も重要文化財ばかりです。本堂は本当に巨大で、向拝の虹梁や木鼻も華美ではありませんが、質実剛健な立派なものです。本堂内部は外見と異なり煌びやかで、内陣だけでなく須弥壇や脇檀、脇間、欄間も金箔張りで、当時の前田家の財力、本願寺の影響力の大きさが良く判ります。大広間・式台の内装は煌びやかではありませんが、十分に格式の高さを感じさせるものでした。また、重要文化財である洛中洛外図や、奥書院の金の間も見学できます。なお、金の間は写真撮影は禁止なのでご注意ください。
国宝に登録されただけあって見どころも多い寺院ですが、場所柄かそれほど観光客は多くなく、ゆっくりと静かに拝観できました。伏木地区自体が有名な観光地では無いので、中々行く機会は無いかもしれませんが、行く価値は十分にある場所です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2023/07/11
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