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『解體新書』はここで

  • 4.5
  • 旅行時期:2023/04(約1年前)
ワンダラーさん

by ワンダラーさん(男性)

築地 クチコミ:16件

江戸時代末期に、前野良沢、杉田玄白、中川淳庵ほかが、
ドイツ語からオランダ語に翻訳された医書『ターヘルアナトミア』を
苦労して日本語(漢文)に翻訳し、
『解體新書』の原稿を作成したのが、
当時の鉄砲洲中津藩屋敷で、現在は明石町のこの地。
安永3年(1774年)発行のこの解剖学書が、西洋医学知識普及に役立った。

杉田玄白らは、処刑された罪人の死体を『腑分け』したりして、西洋解剖学を学んだと聞いている。
『顔の真ん中で、うず高きもの』は『鼻』というように、一つ一つの単語の翻訳から始めた苦労が偲ばれる地。

中津藩と縁が深い慶應義塾図書館によれば、
『当時、杉田玄白らは、原著者のクルムスをドイツ人ではなくオランダ人と思い、『Ontleedkundige tafelen』が、ドイツ語からオランダ語への翻訳本であることを知らなかったようです。』
とされていて、グーグル翻訳などができる今日の常識では全く想像できない世界だったようです。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.5
人混みの少なさ:
4.5
見ごたえ:
4.5

クチコミ投稿日:2023/05/24

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