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東日本大震災 原子力災害伝承館

美術館・博物館

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広島・長崎と同格にある、原子力災害に関する展示施設

  • 5.0
  • 旅行時期:2023/03(約3年前)
MS男爵さん

by MS男爵さん(男性)

浪江・富岡・川内 クチコミ:6件

双葉町にある原子力災害に特化した形の展示施設です。
この施設がある場所自体が津波被害を受けた上に、福島第一原子力発電所の事項による放射線被害を受けた場所でもあります。
福島第一原子力発電所も近距離で、近くには廃炉処理に関連する施設が見えるレベルです。

想像以上に一つ一つの展示内容が濃い内容で、全て見終わるまで3時間かかる状況でした。
館内で働いている人も被災者の方で、震災翌日に訳も解らず(原発事故による避難である事も知らず)双葉町からバスに載せられ、西へ西へと空いている避難所を目指して移動せざるを得ない話を聞くことが出来ました。
さらに語り部講話の方にも参加しました。
こちらは、いわき市で被災された方の話で、津波に関する話でした。
地震があった後に海まで出向いてしまうという内容で、その後津波が来るのがわかり急いで避難するという話でした。
マスコミ向けに語れるような話ではなく、あまりにも生々しく、人の生死を分けるのは一瞬の判断である事が理解できました。

展示内容だけではなく、スタッフ・語り部の方から話を聞くタイミングがあれば、必ず聞いておいた方が良いと思います。
先にも書きましたが、予想以上に見て回るのには時間がかかります。
全て終わった後は、体がぐったりとしてしまったくらいです。

年月が経つにつれて、広島・長崎の平和資料館のように世界各地から観光客が訪れるような施設になるのではないかと思います。
また日本の負の歴史として、後世に語り継ぐがある内容だと思います。

なお別目線として富岡町にある「東京電力廃炉資料館」と比べてみるのも良いかと思います。
(こちらは予約制かつ時間制限がある上に、展示内容を自由に見られません)

公共交通としては、双葉駅からバスが走っています。
大抵は電車に接続していますので、利便性が高いです。
私自身行きはバス、帰りは歩きでした。歩きの場合には駅まで30分程度かかります。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
双葉駅から電車接続でバスが走る
コストパフォーマンス:
5.0
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
4.5
バリアフリー:
5.0

クチコミ投稿日:2023/05/13

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