数奇な運命をたどった秀吉ゆかりの寺院
- 3.5
- 旅行時期:2022/05(約4年前)
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by g60_kibiyamaさん(男性)
東山・祇園・北白川 クチコミ:163件
さまざまな時代の歴史の側面を見せてくれる魅力ある京都の町ですが、そのなかでもこの方広寺がたどった歴史は個人的にとても奇妙に感じます。そもそもは豊臣秀吉が発願した大仏(盧舎那仏)を安置するための寺として1595年(文禄4年)に創建された天台宗の寺院です。秀吉はこの寺院のために五条通を付け替えたほどの大規模な区割りをしています。17世紀に入ると「方広寺鐘銘事件」で豊臣氏滅亡の大坂の陣へとつながります。さらにその後も秀吉自慢の京の大仏は倒壊・再建を繰り返し、三度目の再建は1843年(天保14年)。ただ130年後に失火により三度めの焼失。いまではすっかり忘れ去られてしまいました。方広寺イコール豊臣家滅亡のきっかけプラス悲しき京の大仏物語で、本来もっと知られてもいい場所のように思いました。
…というわけで…? 自分も豊国神社の唐門と鐘楼だけ確認して満足してきました(笑)。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2023/05/01
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