住民の方の普段使いの銭湯です。だからお風呂はとても熱い！

4.0
旅行時期：2023/02（約3年前）

下北半島クチコミ：3件

2020年12月に下風呂温泉郷の温泉街に従来あった2ヶ所の共同浴場を閉鎖して、新しくオープンした風間浦村営の日帰り入浴施設です。

営業時間は原則毎月第2・第4火曜日と1月1日の定休日を除く、朝7時から夜20時30分（最終受付は20時）までですが、11月から3月までの冬季期間は朝8時から営業を開始されます。

入浴料は大人450円ですが、村民の方は大人150円で入浴できますので、地元の方は日常の銭湯として利用されています。

そのため建物が新しくなった今も、観光客向けの日帰り入浴施設というより、村の共同浴場の雰囲気が強く感じられます。

ここでは温泉郷の源泉の内『大湯』と『新湯』の2種類の温泉に入浴出来ますが、かつての共同浴場がそうであった様に、浴槽の湯温は基本どれもかなり熱いです。

温泉が熱い場合は加水して浴槽の湯温を下げてもいいそうですが、温泉の熱さに慣れた常連さん方はそのまま入浴されます。

訪問した当時の男湯では浴室内に4ヶ所ある浴槽の内2ヶ所は地元の方メインで使われていましたので、それ以外の浴槽で必要に応じて適宜加水をして利用しましょう。

浴室内にはサウナがあり、また館内には食堂もあって、共同浴場としては充実した施設です。

お風呂上がりに館内2階にある昭和を代表する小説家、井上靖がかつて泊まって『海峡』を執筆をした旅館の客室の再現コーナーを見て、旅情に浸られてはいかがでしょうか。