なくてはならない二大北寄貝産地を結ぶ手堅い中距離航路(其の弐)
- 4.0
- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by 織田グレイシー道さん(男性)
八戸 クチコミ:5件
以前、三沢航空祭に行く際にシルバーフェリーを利用したのだが夜間移動のため景色が碌に堪能できず、乗船客でごったがえしてたのでちっともつまらない航路であったのはレビュー済みである。
そこで明朝乗船で昼行便となる最新鋭の「シルバーブリーズ」に乗って改めて本航路を再評価も兼ねて乗り直してみる事にした。
「シルバーブリーズ」は津軽海峡フェリー所有の船のため、他の三隻と異なり1機関1軸の船で内装こそ異なれど「ブルーマーメイド」と同型のフェリーである。
そのためなのかトラックの積載量が多い分旅客定員が少ない分、徒歩の一般客が最も利用しにくい時間帯に割り当てられてるだけに乗船に苦労させられた船である。
「シルバーブリーズ」に接続する路線バスが存在しないので、苫小牧港の有料駐車場に車を預け、更に八戸港から1キロも歩いて市営路線バスで本八戸駅まで行く必要があるのでトラック野郎御用達のRORO船ようような扱いの新造船である。
要はムック本に掲載されていた記事に惹かれてこの船に乗る目的で大湊基地へ行く事にしたわけである。
乗船して中をチェックすると、カジュアルフェリー然とした簡素で小奇麗な内装が女性受けしそうではあったが、青函フェリーの「はやぶさ」のように木材を使ったシックな内装のほうが個人的には好みであるが狭いながらも風呂があり、自炊用の電子レンジもあるので中距離航路では何ら問題ない設備ではある。
ただし1万トンを切る船のせいか、うねりがある外洋で航海すると機関の振動とローリングが酷く、内海造船の造船技術が三菱造船に一歩及ばないのが見て取れた。
しかしながら昼行便と化した「シルバーブリーズ」からの雄大な太平洋の眺めを存分に満喫でき、日本海にはない明るくて雄大なオーシャンパシフィックピースを欲しいままにできたので補って余りあるものがあったのは最早言うまでもない。
- 施設の満足度
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4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 深夜移動のバイパスルートと割り切ると良い
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 便によってはガラガラで快適
- 乗り場へのアクセス:
- 3.0
- いかんせん八戸側のアクセスが芳しくない
- 車窓:
- 5.0
- 昼行便に乗ると雄大な太平洋が欲しいまま
クチコミ投稿日:2023/04/02
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