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独立行政法人国立印刷局お札と切手の博物館

美術館・博物館

独立行政法人国立印刷局お札と切手の博物館 施設情報・クチコミに戻る

凹版彫刻に関する職人技の凄さを改めて実感しました!

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/10(約3年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

王子・十条 クチコミ:6件

『お札と切手の博物館』は、国内の日本銀行券(紙幣)・郵便切手・収入印紙・旅券(パスポート)・郵便貯金通帳・証券類の製造および政府刊行物(官報・法令全書・白書など)の編集と製造さらに偽造防止技術などの研究開発を行う現在の独立行政法人である「国立印刷局」が所蔵する”お札と切手”などに関するさまざまな展示資料を基に”お札と切手”の歴史および製造技術の変遷などに関する基礎知識とあわせて”お札と切手”などの社会的・文化的意義についてを気軽に学べる施設です。
「国立印刷局」については、明治維新後の近代的な紙幣・切手などを製造する政府の機関「大蔵省 紙幣司」として1871年(明治4年)に創設されてから一貫して紙幣・切手などの製造に携わっており、創設から100年目となる1971年(昭和46年)の節目の年に当時の「大蔵省 印刷局」創立100周年記念事業として新宿区市谷本村町に建設された「印刷局記念館」館内の一部施設として『お札と切手の博物館』が開設されています。
その後の2003年(平成15年)になると行政改革にともなう中央省庁再編などにより独立行政法人「国立印刷局」が設立されるとともに組織再編により「印刷局記念館」の名称が「印刷局市ヶ谷センター」に変更となり、『お札と切手の博物館』の役割についても文化事業とあわせて「国立印刷局」の広報的な要素を担うようになっています。
さらに「国立印刷局」の事業に関する抜本的な検討のもと不要資産などの見直しにより「印刷局市ヶ谷センター」を国に返納することが決定し、2011年(平成23年)になると『お札と切手の博物館』が規模を縮小して「国立印刷局」で一番古い工場である現在の北区王子1丁目にある「国立印刷局 王子工場」敷地内の「国立印刷局 王子展示室」に移転し新たな『お札と切手の博物館』としてリニューアルオープンしています。
この『お札と切手の博物館』へのアクセスは、JR・京浜東北線「王子駅」中央口改札または東京メトロ・南北線「王子駅」1番出口さらに都電・荒川線(東京さくらトラム)「王子駅前」停留場からそれぞれ徒歩3分程度であり、今回は「王子」エリアを訪れる機会があったので周辺を散策して廻りながら初めて『お札と切手の博物館』にも立ち寄ってみました。
2階建ての『お札と切手の博物館』館内展示室はコンパクトですが、立ち寄った際に開催されていた特別展「加藤倉吉 飽くなき版画表現の追求」において大正期から昭和期に印刷局・彫刻部門の工芸官(専門職員)トップとして数多くの原版彫刻に携わっていた「加藤倉吉」氏を中心とする工芸官の緻密で繊細な画線で構成された凹版彫刻による肖像画などのほかに「加藤倉吉」氏が印刷局を退職したのちに凹版彫刻者として制作した肖像画や風景画なども含めた展示は偽造防止技術の歴史とともに細密画線を複雑な模様に彫り込む凹版彫刻に関する職人技の凄さを改めて実感し楽しむことができました。
そのほか国内の紙幣などのほかにも諸外国の珍しい紙幣なども展示されているのとあわせて最寄り駅の「王子駅」からも近く入館無料でもあるので誰でも気軽に立ち寄れる施設としてお勧めできます。
「王子」周辺エリアを訪れる機会があれば、また『お札と切手の博物館』に立ち寄ってみたいと思います・・・

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.5
最寄り駅の王子駅から徒歩数分です。
コストパフォーマンス:
5.0
入館無料です。
人混みの少なさ:
4.5
平日の午後でしたが、数名の方がいる程度でした。
展示内容:
4.0
お札と切手の歴史および製造技術の変遷などの基礎知識を気軽に学ぶことができます。
バリアフリー:
2.5
玄関出入口に段差あり、また1階展示フロアと2階展示フロアの移動は階段です。

クチコミ投稿日:2023/03/18

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