昭和初期の日本の活力を感じる産業遺産
- 4.0
- 旅行時期:2020/08(約5年前)
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by RAINDANCEさん(男性)
佐渡島 クチコミ:32件
日中戦争後の昭和12~15年(1937~40年)にかけて整備された選鉱施設です。レンガ造りの三角屋根の建物は明治期の火力発電所。”浮遊選鉱”とは、砕いた鉱石を水槽に入れ、溶液を加えて鉱物だけを浮かせる分離設備です。工場の跡地の奥にあるのが沈降分離装置「シックナー」。昭和15年(1940年)に完成した比重差で分離する装置で、ここで泥鉱から水分を分離して向かいの北沢浮遊選鉱場へ送っていたそうです。国力を高めようとしていた昭和初期、資源が出るとなると離島だろうとどこにでも活用インフラを整備した当時の日本の活力を感じます。なお、北沢浮遊選鉱場の古い写真は、近くの相川郷土博物館で見ることができます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/12/12
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