維新の舞台にも成った名刹 ~ 功山寺
- 3.5
- 旅行時期:2022/09(約3年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
下関 クチコミ:26件
長府ご城下の端に今はひっそりと佇む名刹「功山寺」は常に時代の権力者に翻弄された寺院です。
城下町長府バス停から徒歩でぶらぶら歩けば15分ほどで、いぶし銀のような総門の在る境内に着きます。
鎌倉時代の嘉歴2年に臨済宗・長福寺として創建され開基は北条時仲ですが、仏殿はそれ以前の元応2年とされてますから凄い。
室町時代には大内政弘により庇護・復興されましたが大内氏没後は一時衰退します…。
江戸時代の慶長7年に長府藩主・毛利秀元が曹洞宗・笑山寺として再興します。が没後は功山寺と改名しました。
臨済宗も曹洞宗も同じ禅宗なので問題がなかったようですね。
特に仏殿は鎌倉時代の典型的な禅宗様式仏殿として貴重な建造物で国宝、総門や旧長門尊攘堂は国の有形文化財に指定されてます。
個人的には総門から続く参道の石段を上りながら観る山門が好きですね!~、静寂感に包まれた青紅葉の囁きが聞こえてきます。
そして、功山寺と言えば何と言っても晋作率いる十数名の同志による回天義挙、いわゆる功山寺決起がその後の明治維新へと繋がる先駆けとなるわけですからね。
まさに幕末・維新は男にとって激動の時代であり、男が輝ける浪漫溢れる時代でもあるんです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 城下町長府バス停から徒歩で15分ほど
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- オフシーズンなのか静かでゆっくり出来ます
- バリアフリー:
- 2.5
- 石段や坂が普通に在ります~
- 見ごたえ:
- 3.5
- 境内には歴史的な見所が点在してます
クチコミ投稿日:2022/11/12
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