灯台守の暮らしぶりが見られます。
- 5.0
- 旅行時期:2022/05(約4年前)
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by 旅好者さん(男性)
佐伯 クチコミ:98件
現在は、灯台は無人コントロールされているそうですが、イメージとしては、灯台といえば灯台守が思い浮かびます。しかも、僻地にあるのが灯台だとも思います。その代表の様な灯台の1つが水ノ子島灯台だそうです。豊後水道の真ん中近く、九州本土より14.5kmも離れたところにある、海中の小さな孤島とのことです。普通は灯台の足下に造られる待息所と呼ばれる灯台守の住居ですが、水ノ子島には狭くて造れなかったので、本土のこの地に待息所が造られ、現地の最低限の施設とは2週間交代で守り通したのだそうです。その待息所がこの海事資料館の建屋で、1903年(明治36年)に建てられたものだそうです。灯台守の生活様子や資料などを展示されていました。思い返してみると、待息所の中や灯台守の生活の様子は、映画の中の世界で知っているつもりになっていましたが、実際のところが公開されていて、見学したのは初めてだった様に思いました。
余談ですが、水ノ子島海事資料館の横に、入口の上に1985と書かれた赤っぽい頑丈そうに見える、大きな建物がありました。但し、ガラスは汚れていて使用されていないのは明らかです。これの正式名は水の子島多目的集会施設といい、ここの集落・下梶寄の公民館なのだそうです。誰が建てたのかですが、水ノ子島灯台の無人化が1986年(昭和61年)です。これに伴い、90年間の官舎を閉るのに当たって、地元に感謝をして運輸省が建てたのではないかと推測します。なかなか粋なことをするなぁと思いますが、10軒もない小さな集落に公民館は要らなかったのです。如何にも小役人の浅知恵ですねぇ。しかし、このまま朽ちるのを待つのはもったいなさ過ぎます。追加予算を付けて、地元に寄与するものに転用しなければと思いました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2022/09/09
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