地獄、極楽巡りはまずは足元の準備から・・・。
- 4.0
- 旅行時期:2021/11(約3年前)
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by リラクマさん(女性)
宇佐・豊後高田 クチコミ:141件
桂昌寺跡の地獄極楽は言葉で説くよりも体験すれば、仏教の教えがよく伝わるというものです。ある意味、当時のエンターテインメントだった様にも感じました。入口には英語とハングル語だけの案内板がありました。国際化の時代ですねぇ。造られたのは江戸期終盤です。始まりは地獄の入口です。牛頭馬頭を従えた閻魔大王が睨みを利かせていました。ここから地獄道が40m、その先、極楽道が30mと続くとのことですが、足元の準備が必要でした。体験は諦めて、極楽側の出口を見て終わりました。
近くに孝子右京碑が建っていました。母親孝行をした右京という人を顕彰したものです。視力を失い、足腰の弱った母親の信州善光寺をお参りしたとの希望を聞いて、右京と父親は椅子に座らせた母親を背負って、希望を叶えてやったのだそうです。それを聞いた奥平藩主が御前に召し出して、褒美を取らせたのだそうです。市民栄誉賞みたいなものだったのでしょうね。元は田んぼの一画にでもあったのか、ほ場整備にあたって、この地に移したとのことです。母親も信州ではなく、豊前善光寺にお参りしたいと願ってくれたら、随分と苦労が違ったでしょうに・・・。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/06/17
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