中尊寺の宝物館「讃衡蔵」が良かった
- 5.0
- 旅行時期:2022/05(約4年前)
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by sallyさん(非公開)
平泉 クチコミ:4件
「金色堂」を見たくて中尊寺を訪れたようなところがあったので、平安浄土を具現化したのであろう美しい金箔と黒紫檀の調和したお堂は確かに素晴らしく、来た甲斐がありました。
が、お堂はガラス張りの向こうにあって、”もっと近くでみたい”歯がゆさも、また残りました。
それを補ってくれたのが、宝物館「讃衛堂」。
金色堂の内陣を支える柱に施された美しい紋様。夜光貝を削ってはめた螺鈿(らでん)が織りなすお花の模様は、おおらかで、どこか懐かしみを感じるものでした。
天井から下げられたのであろう団扇型をした金色の飾りには、想像上の極楽に住まう人でしょうか、可愛らしいたおやかな表情をした女性が左右に配されていました。
その温かみある表情を眺めていたら、昔行った京都の平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)に似てることを思い出して、なるほど、平安の美がここに繋がってるんだなと、気づきました。
藤原氏が恐らくその時代に思いを馳せ、影響されてこの地に「極楽浄土」を再現しようとしたのだろうというお話が納得できるものでした。
他には、旅行記にも書いたとおり「首桶」がありました。
一見ひっそりとして、入りづらい感じの建物ですが、見せ方が上手いのか、サラっとみられる割りに、しっかり見応えがある宝物館でした。
- 施設の満足度
-
5.0
- アクセス:
- 5.0
- 金色堂のチケット売り場のある建物です
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/06/04
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