世界遺産と言うより、佐野常民氏の業績顕彰の施設です。
- 3.5
- 旅行時期:2021/11(約2年前)
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by まつじゅんさん(男性)
佐賀市 クチコミ:3件
「世界遺産」という事だけで、予備知識は全く無かった「三重津海軍所跡」の訪問でした。
こちらの「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」では、三重津海軍所の歴史などが紹介されていて、佐賀藩が1858年に設立した蒸気船等の船の修理・造船施設で、西洋船運用のための教育・訓練機関も兼ね備えており、実用的な国産初の蒸気船である「凌風丸」の製造等、佐賀藩が外国海軍に対抗する洋式海軍の創立や洋式艦船の整備、西洋技術を学び、研究し、積極的に導入する重要な役割を担ってきた紹介と、日本赤十字社の創始者で、枢密顧問官、農商務大臣、大蔵卿、元老院議長を務め、「佐賀の七賢人」の1人である佐野常民氏の業績の顕彰と、三重津海軍所にあった「ドライドック」の一部を原寸大模型で再現し、当時の様子を大型スクリーンで解説する等、佐野常民顕彰館の趣が強いです。
敷地は河川敷という事もあり、河川改修、氾濫や堆積物等により荒廃していき、2000年代に入り発掘、文献調査が進められ、2015年に「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」として世界文化遺産に登録されていますが、見えない世界遺産として有名らしいです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 電車、バスは不便です。自動車での訪問をお勧めします。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 屋外空間を含め配慮されています。
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2022/04/22
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