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能勢電鉄妙見線

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阪急宝塚線の支線に見えますが実は。。。

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/10(約4年前)
おけいはんさん

by おけいはんさん(男性)

川西・猪名川 クチコミ:1件

兵庫県川西市の阪急宝塚線川西能勢口駅をから大阪府豊能郡豊能町の妙見口駅までの14駅12.2kmを結ぶローカル線。能勢電鉄は、阪急電鉄の子会社であり、川西能勢口駅は阪急宝塚線と共用、平日には梅田と日生中央を結ぶ直通特急(日生エクスプレス)が運転され、さらには阪急で走っていた車両を、阪急と同じデザイン(マルーン)で使用されていることから、一見、阪急の支線のようにも見えますが、会社設立は阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道よりも歴史があるなど複雑て、設立時は全くの別会社。もともとは関西で最も有名な日蓮宗寺院の一つ能勢妙見宮への参詣者と能勢地方の産物の輸送を目的に設立された鉄道路線。当初は現在のJR宝塚線である阪鶴鉄道の池田駅を始発駅とする構想だったが、難色を示されたことから川西に変更。箕面有馬電気軌道との直通を考慮し、レールの幅を1435㎜にしたという歴史を持っています。1884年に「平野水」の名前で販売された現在の三ツ矢サイダーの輸送を行っていた時期があり、1981年までは川西能勢口から川西池田駅(川西国鉄前駅)まで乗り入れていました。また、1960年代には、沿線に大規模ニュータウン建設を計画した西武鉄道が買収を画策し、慌てて増資し阪急が買い取ったといった歴史も有しています。
車窓は住宅地の中を走る阪急電車とはかなり印象が異なります。川西能勢口駅を発車して高架線を降りて北東に進むと、古くからの住宅地が広がるものの、川西能勢口周辺の賑わいが嘘のように静かな雰囲気に、そして列車は徐々に勾配を登っていきます。沿線はかなり開発が進んでいますが、自然は残されています。線路は川沿いの低いところを走っていくので、車窓は飽きません。日生線との分岐駅、山下駅を過ぎると単線になり、さらに終点妙見口の手前のときわ台を過ぎると、里山の風景を走り、ローカル線色が強くなります。トンネルも多く、山岳路線のような雰囲気で、阪急電車の各路線では味わうことのできない車窓となります。
現在所有する車両は、全て阪急電鉄からの譲渡車両で、一番古い車両は1960年代に製造された元阪急2000系を車種とする1700系で、1990年から92年にかけて導入。既に車歴は60年を超えていますが、阪急電車の雰囲気と同じせいか程よい古さを感じる程度。1970年代製造され、2014年に譲渡された、最近の阪急顔の元阪急5100系を種車とする5100系が主力。また、最新の車両は2018年、19年、21年に営業運転を開始した7200系。元阪急の6000系と7000系を種車とする車両で、マルーンとアイボリーのカラーの間に金色のラインが入った。能勢電初のVVVFインバーター車であり、乗り心地も良い。この他、阪急電鉄から2014年に譲渡された6000系(6002F編成)を有しており、「日生エクスプレス」限定運用に就いています。能勢電鉄に入るのは、平日の同運用のみで、通常は宝塚線で運用。車両使用料の相殺のために譲渡されたもので、ドア横の社章が能勢電鉄のものに貼り換えられたほかは阪急時代と変わりません。
全駅交通系ICカードに対応。川西能勢口駅、平野駅、山下駅を除き無人駅。線内は10分ベッドのダイヤで、朝は上り日生線日生中央発阪急宝塚線大阪梅田行7本、夕は下り大阪梅田発日生中央行7本の「日生エクスプレス」が運行されており、停車駅は、大阪梅田・十三・石橋阪大前・池田・川西能勢口・平野・畦野・山下・日生中央。以前は線内急行が運行されていましたが、現在は普通のみ。昼間時は、川西能勢口発で妙見口行と日生線の日生中央行の列車を交互に運行。山下で妙見口ゆは日生中央行、日生中央行は妙見口行に接続。日生エクスプレスを除きワンマン運転で、川西能勢口発の列車は全て4両編成、日生エクスプレスは8両編成、山下~妙見口間の区間列車は2両編成も使用されます。

施設の満足度

4.0

コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
乗り場へのアクセス:
4.0
車窓:
5.0

クチコミ投稿日:2022/04/14

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