2022年度中に解体されてしまう予定です

4.0
旅行時期：2022/02（約4年前）

厚別・豊平・真駒内クチコミ：135件

1971年に開基百年を記念して建てられた百年記念塔は、札幌市民のみならず、北海道の開拓の歴史を振り返る意味でも、そのランドマークとして、少なくとも私の北海道で過ごしてきた人生においては、当たり前の存在でした。

しかし、老朽化から、数年前には内部に入れなくなってしまい、今後はどうなってしまうのかと思っていた矢先に、2022年度の解体の方針が決まってしまいました。

まあ、形あるものはいつかはなくなってしまうというのが世の常だとは思いますが、やっぱり寂しいですね。

恐らく雪解け後には解体工事が本格的に始まってしまうなと思い、同年冬にその様子を眺めに行きました。

時間的に真夜中になってしまいましたが、寂しげに数か所に赤いライトが灯るその姿は、なんだか百年記念塔が泣いているにも感じられて、とても切なかったです。中に入れませんが、形ある最後の姿を眺めに、近場までご訪問されてみることをお勧めいたします。