国登録有形文化財に指定されている農家住宅

4.0
旅行時期：2022/03（約4年前）

長岡京・向日クチコミ：252件

阪急電車の西向日駅から北東方向に歩いて５分足らずのところにある、明治43年（1910年）に建てられ国登録有形文化財に指定されている農家住宅です。
2021年11月に修復を終え一般公開されたと聞いたので行ってみました。土曜日11時ごろに伺ったところボランティアガイドの方がお屋敷の隅々まで詳しく説明をしながら案内してくれました。お屋敷の中には、おくどさん (京都の方言でカマドのこと)や手動ポンプ井戸など今ではあまり見かけなくなった設備もあり、特に床下に隠し金庫があるのには驚き、火事や盗難にそなえて重い石造りにしてあることに感心しました。
お屋敷は贅を尽くしたと言う様な造りではありませんが、主屋の座敷から見るお庭や内蔵のつくりなど裕福な農家住宅の雰囲気を感じることができました。
お座敷はレンタルスペースとして有料開放されていてお茶やお花、個展、サークル活動なども楽しむ事が可能です。お屋敷内部の見学は無料です。
なお、お屋敷は国史跡の長岡宮内裏を囲む築地回廊跡に建っていて、お屋敷のところどころに長岡京遷都の経緯や史跡の様子を説明するパネルが展示されていて長岡京についても学ぶことができました。
お屋敷の斜め向かいに長岡宮内裏跡の史跡碑がある公園があり、そこに見学者用の駐車場も整備されています。