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北漸寺

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樺戸集治監(後の樺戸監獄)の囚人が残した寺院&木彫彫刻の遺産!

  • 3.0
  • 旅行時期:2019/10(約6年前)
kksydneyさん

by kksydneyさん(非公開)

砂川・新十津川 クチコミ:17件

JR石狩月形駅前の集落を抜けて須部都川を渡った先に有る明治期に建てられた曹洞宗のお寺です。このお寺には質素ですが北海道初期の開拓の歴史が残る貴重な建物が有ります。

北漸寺はかつて囚人流刑地の樺戸集治監(樺戸監獄)の有った月形町に明治17(1884)年初代樺戸集治監月形潔典獄の援助で囚人の労役によって仮御堂を建築、明治18(1885)年に建立されました。

そして明治41(1908)年に京都東本願寺の山門を建てた高岸石次郎の設計で建設を開始し翌明治42(1909)年に第5代樺戸集治監長屋又輔典獄の協力で本堂が完成しました。

この北漸寺は囚人達の更生と教化の為に囚人達によって本堂や開山堂・書院などが建設され大工や木工の技術を持つ囚人達が連日70~80名程建築作業に従事したそうです。

その中でも囚徒でありながら棟梁を務めた奥田房太郎は多くの仕事をしてきた実績を持つ囚人でした。

建てられお寺の本堂や玄関周りの正面唐破風屋根及び軒下に見られる繊細な木工彫刻は彼ら囚人の手による作品です。

本堂の向拝正面には今も第5代長屋又輔典獄揮毫(きごう)の『樺戸山』扁額(へんがく)が掲げられています。

施設の満足度

3.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
人混みの少なさ:
3.0
バリアフリー:
3.0
見ごたえ:
3.0

クチコミ投稿日:2021/12/22

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