日本の多目的ホールの最終形態、高崎に住んでいる人は良いオーケストラと良質な劇場があり幸せと感じた
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- 旅行時期:2021/12(約4年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
高崎 クチコミ:7件
群馬交響楽団の名演奏を堪能する上で、こちらの高崎芸術劇場のホールは大きく寄与していることは間違いない。
ホールの音響を一聴して感じたのは高崎芸術劇場の音響は良い意味で日本の多目的ホールの最終形態かもしれないということだ。音楽鑑賞に必要な響きは充分に得られているが、残響は若干ながら少なく、天井から音が降らず、音源が少々遠く感じる。しかし、天井を兼ねた可動式の音響反射板が功を奏しているのか楽器単体の響きはすこぶる良かった。
音響反射板は舞台上の天井が下がることで対応しているらしい。クラシック音楽の演奏会ではかなりこの天井が下がり切っていて、反射板の効果が得られるというということだ。実際、芝居などでは舞台上天井を高くし、舞台の奥行きはもっと深いらしい。
● 群馬交響楽団を聴く @高崎芸術劇場
群馬音楽センターを見学した夜は駅の反対側にある新築の高崎芸術劇場に向かい、群馬交響楽団を高崎芸術劇場で初めて聴いた。演目はシューマンのピアノ協奏曲でソリストは児玉桃さん、派手さはないが、とにかく腕の立つピアニストで、この難曲を高い緊張感で表現豊かに弾ききり、鍵盤からも目を離せない名演であった。
そして、メインはスダーン指揮によるシューベルトの人生の絵巻物のような「グレート交響曲」。叙情的なメロディがこれでもかと出現し、テンポはやや速めながら壮大なたゆとう旋律が続く。長大ながら飽きることがない。シューマンの時とは、うって変わって楽しげに指揮するスダーンさんのお手柄で、こちらもかなりの名演奏であった。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/gunmamusiccenter-takasakicitytheatre/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/12/18
いいね!:8票
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