函館のカレー戦争の勝者はこちらのようです
- 4.5
- 旅行時期:2021/11(約3年前)
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by おけいはんさん(男性)
函館 クチコミ:34件
市電十字街電停から電車通りを谷地頭方面へ徒歩5分くらい。宝来町電停近くにあるカレー店。函館のカレーというと「五島軒」を思い越しますが、こちらのカレーはかなり庶民的。しかし、病みつきになる味。三日三晩、大きな寸胴鍋で煮込んだブイヨンに、4時間炒めるという独自ブレンドの小麦粉と20種類の香辛料に隠し味の北海道産生クリーム、マンゴーチャツネなどを加えて作られたルーは、家庭的な印象ながらもお店でしか出せない味。口に入れたあと少し立つと唐辛子の辛味がやってきて、その後じわじわとスパイスが、さらにブイヨンの旨味が全体を整える。具材は豚肉と玉ねぎのみでシンプル。福神漬と紅生姜と一緒に食べるとまろやかになり、また美味。カレーだけでも良いのですが、ハンバーグカレーが美味しいと聞いたので、今回はこちらに。ハンバーグの味とカレーのコラボがなかなかよい。厚みのあるハンバーグはジューシーさがあり、辛さを緩和してくれる。ちなみにご飯は固めに炊かれていて、うまくルーと絡むように工夫されているようです。
こちらのお店のおむかえには、「印度カレー小いけ本店」というお店があります。どちらも昭和23年創業とありますが、今回訪問した「元祖」は、1985年に創業者から土地、建物、レシピを引き継いで始めたお店。一方の「本店」は、2代目が1989年に創業者の親族が開店したお店で、更に運営権を2017年に売却しているのでかなりややこしい。味はかなり違うようですが、訪問したときの混雑具合は「元祖」が勝利していました。
なお、現在、ランチ時のみの営業です。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/11/22
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